2008-01-01から1年間の記事一覧
●平成20年、2008年も今日が最終日となった。明日は2009年となる。この1年間を振り返ると、様々なことがあった。この日記は、fuaki個人のものであるから、いろいろな事とは、私にとっての事であり、お他人様には関係が無い。●私にとって、良いこと…
●人の筆跡には、それぞれ癖がある。最近、ベストセラーになっている本に『東大合格生のノートはかならず美しい』というのがある。この本は、読まなくても内容は推察できる。全体的に、女性のノートは美しく、男性のノートは雑のように思う。私のお世話になっ…
●文藝春秋2008年ベストセラー 〔新書〕(文藝春秋HPより) 1位『強欲資本主義 ウォール街の自爆』神谷秀樹 2位『昭和の名将と愚将』半藤一利 保阪正康 3位『ロシア 闇と魂の国家』亀山郁夫 佐藤 優 4位『ラブホテル進化論』金 益見 5位『昭和陸海…
●小学校の幼馴染の長田正人君から、ペリカン便が届いた。大きな段ボール箱、開いて見たら、山梨日日新聞に包まれた野菜。にんじん・白菜・大根・ねぎ・キャベツなどなど。畑から取立ての香りとともに広がった。●長田君は原小学校の同級生。長い間、日本通運…
●今年最後の血液検査の結果を伺いに斎藤内科へ行った。先週もそうだったが、今日も若先生とお二人であった。御子息が大病院に勤務していて、休みの土曜日はお父さんと二人で診て下さる。世代交代かな。私がお世話になっている稲栄社印刷株式会社も如儡子の御…
●こがらしや 頬腫(ほおばれ)痛む 人の顔 芭蕉 冷たい木枯らしが吹き荒んでいる中に、おたふく風邪にかかっている人を見たが、その人の顔は膨れ上がって、実に痛々しい。●木枯らしは秋の終りから冬の初めにかけて吹く、強くて冷たい風である。木々の葉をも…
●NHKの大河ドラマは、幕末維新の『篤姫』が終り、来年は直江山城守・兼続を主人公にした『天地人』である。『天地人』の舞台となる、越後春日山、会津若松、山形・米沢・長井・鶴岡・酒田・・・は大変な盛り上がりだという。●2007年の11月、私は『…
■■第25号 (平成20年12月25日発行) 『戯言養気集』の男色咄 ………………………………… 冨田 成美 … 1 『異国旅すゞり』について ……………………………… 位田 絵美 … 17 ――書誌分析と韃靼漂流事件の物語化の事例分析―― 非「さる人の云るハ」系列考 …………………………… 柳 牧也 ……
●昨日の朝日新聞は「雨水 ためれば資源」の特集を組んでいた。「雨水を使って水道代を節約しています」という読者の声が届き、特集を企画したらしい。私は散歩のルートに蓮の華を栽培している家があり、大きなカメが幾つも並べられ、毎年、多品種の花を咲か…
●エバラ退蔵著・尾形仂編『江戸時代語辞典』(B5判、1344頁、2008年11月30日、角川学芸出版発行、22000円+税)が届いた。待ちわびた辞典である。尾形氏の序言によると、近世文学研究の権威・エバラ退蔵氏の収集した語彙カード・遺稿が、…
●今日の朝日新聞によると、麻生内閣の支持率が22%となり、前回、11月の調査から急落したと報じている。また、首相に相応しい人物として、麻生氏49→30%、小沢氏23→35%と、民主党の党首と逆転したという。漫画ばかり読んでいて、漢字の誤読も多…
●清水邦一氏の友人の労作、韓国語訳『漢字の世界』を手にして思うことがある。有史以来、日本は、中国の大きな文化を吸収して成長してきた。私は平成6年、昭和女子大学の皆さんと2週間ほど中国旅行をした。中国各地の歴史的文化に直に接し、そのスケールの…
●昨日、友人の田中君と小手指の和風喫茶でお会いした。法政の重友ゼミ以来の研究友達である。50年近く、絶える事無く、共に近世文学を研究して来る事が出来て、幸せだと思う。実は、私に渡すものがあるというので、昼食をしながら会った。渡されたものは、…
●昨日の午前10時頃のこと。代金引換えの宅配便でーす。出て見ると書籍が届いた。現在は、新刊書籍は紀伊国屋書店Book Webを専ら利用している。新聞広告や分野別の検索で注文すれば、意外に早く届くので、実に便利である。便利ではあるが、昨日は、外へ出…
●今日の朝日新聞の報道によって、奈良大学の永井一彰氏が、奈良大学所蔵の版木を調査中に、天明4年(1784)に刊行された『源氏物語』の注釈書『源語梯』(げんごてい)の版木を発見されたという事を知った。写真も出ている。版本は上中下の3巻で小型の…
●松浦詮は、肥前の国、平戸の12代藩主。鈴木重嶺と同様に、幕末・維新を生きた。尊皇攘夷を表明して、奥羽征伐に出陣したが、維新後は伯爵となり、貴族院議員となった。和歌・茶道に通じ、宮中歌会始の奉行をつとめた。そんな関係で、維新後に、歌人として…
●仮名草子『可笑記』の作者、「如儡子」の読み方は、「にょらいし」であろうか、それとも「じょらいし」であろうか。私は、大学の卒論以来、長年に亙って『可笑記』を研究してきているが、従来の文学史や文学辞典などでは「じょらいし」という読み方が多く用…
●如儡子の『堪忍記』は、仮名草子の中で有名な浅井了意の『堪忍記』とは別の本である。いずれも写本で、福井県立図書館の松平文庫本と、内閣文庫の和学講談所本・昌平坂学問所本の3点が現存する。●全国110の藩を収録しており、各藩の、知行高・姓名・藩…
●如儡子・斎藤親盛の法名は「武心士峯居士/延宝二甲寅三月八日/俗名斎藤以伝」と菩提寺の過去帳にある。また、百人一首の注釈書『砕玉抄』の跋文には「雪朝庵士峯ノ禿筆作/如儡居士」とある。山形最上藩の武士の家に生まれ、父は奉行であった。最上57万…
●今年の6月、長井市の斎藤豪盛氏から連絡があり、如儡子・斎藤親盛の文学碑を酒田の地に建立したいという。仮名草子『可笑記』の作者・如儡子は、酒田の筑後町で、川北奉行・斎藤筑後守広盛の長男として生れた。延宝2年(1674)3月8日没、歳は72歳…
●新聞広告で、ムック『珈琲時間』を見て注文した。私にとっては画期的なことである。私は、学生時代から珈琲ファンで、ズーッと、今日まで飲み続けてきた。神田淡路町のムラタヤからは、30年以上、豆を送ってもらってきた。珈琲ミルもドイツのクルプスを、…
●昨日、長井市の斎藤輝利氏から宅配便が届いた。山形名産の「ラ・フランス」である。早速、賞味させて頂き、その美味にひと時を楽しんだ。有難い事である。研究者としての幸せをかみしめた。 ●斎藤輝利氏は、仮名草子作者、如儡子・斎藤親盛の御子孫である。…
●毎日、毎日、落ち葉掃きで労働を強いられている、我が狭き庵も、見上げれば、武蔵野の秋の風情を少しは留めている。玄関先のソメイヨシノは、ほぼ散り果てようとしているが、その他の雑木は、少しずつ色づいて、目を楽しませてくれる。■色づく雑木
●広末保先生の『四谷怪談―悪意と笑い―』(岩波新書)の第2刷が出た。2刷と言っても、新書ばやりの現在のように、初刷が出て追いかけるように2刷が出た訳ではない。第1刷は、1984年であり、2刷が2008年11月20日に出たのである。24年振りの…
●ハテナ・キーワードの「井関隆子」「鹿島則文」「鈴木重嶺」の3項目に解説を書き込んだ。3項目の人物に関しては、長年研究を続けてきたので、そういう意味では、私が執筆者としては適任と、自分では思っている。これで、ホッとした。●ところが、世の中は…
●今日、1枚の礼状が届いた。昨年11月に出した拙著への礼状である。消印は無い。 「ご著書恵贈いただき、ありがとうございました。たのしみに、時間をかけて、読ませていただきます。 職を離れて十年近くなりますが、学者は終生現役と、叱咤された思いです…
●今日の朝日新聞を見たら、65歳以上の事故は、03〜07年の全国の協力病院の調査結果として、6569件のうちで発生場所が家庭内だったのは4158件で、約6割だという。特に居間や台所が多いらしい。73歳になった私の経験からも納得である。ちょっ…
●『近世初期文芸』 第25号 責了 発行は 12月25日 ○『戯言養気集』の男色咄 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・冨田成美 ○『異国旅すずり』について ――書誌分析と韃靼漂流事件の物語化の事例分析―― ・・・ 位田絵美 ○非「…
●私達の小学校のクラス会、末広会は、毎年、身延町・甲府市・東海地区・首都圏で開催、4年ごとに開催地を巡回している。私は首都圏ゆえ、10人ほどの幹事で、東京や横浜や箱根などの場所選びをしている。下見をして、料金とサービスの程度を比較して決める…
●昨日は、かねて依頼していた資料を閲覧・調査するため昭和女子大学の図書館へ行った。目的は、鈴木重嶺の『翠園叢書』巻五である。この巻には、『むらさきのゆかり』『新撰月百首』『よつの時の行かひ』『西城新殿歌』等が収録されている。1996年(平成…