2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

秋だ! 秋だッ! 冬だッ・・・

●毎日、毎日、落ち葉掃きで労働を強いられている、我が狭き庵も、見上げれば、武蔵野の秋の風情を少しは留めている。玄関先のソメイヨシノは、ほぼ散り果てようとしているが、その他の雑木は、少しずつ色づいて、目を楽しませてくれる。■色づく雑木

広末保著 『四谷怪談―悪意と笑い―』 復刊

●広末保先生の『四谷怪談―悪意と笑い―』(岩波新書)の第2刷が出た。2刷と言っても、新書ばやりの現在のように、初刷が出て追いかけるように2刷が出た訳ではない。第1刷は、1984年であり、2刷が2008年11月20日に出たのである。24年振りの…

ハテナ・キーワード

●ハテナ・キーワードの「井関隆子」「鹿島則文」「鈴木重嶺」の3項目に解説を書き込んだ。3項目の人物に関しては、長年研究を続けてきたので、そういう意味では、私が執筆者としては適任と、自分では思っている。これで、ホッとした。●ところが、世の中は…

1年後の 礼状

●今日、1枚の礼状が届いた。昨年11月に出した拙著への礼状である。消印は無い。 「ご著書恵贈いただき、ありがとうございました。たのしみに、時間をかけて、読ませていただきます。 職を離れて十年近くなりますが、学者は終生現役と、叱咤された思いです…

老いを 共に生きる

●今日の朝日新聞を見たら、65歳以上の事故は、03〜07年の全国の協力病院の調査結果として、6569件のうちで発生場所が家庭内だったのは4158件で、約6割だという。特に居間や台所が多いらしい。73歳になった私の経験からも納得である。ちょっ…

『近世初期文芸』 第25号 責了

●『近世初期文芸』 第25号 責了 発行は 12月25日 ○『戯言養気集』の男色咄 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・冨田成美 ○『異国旅すずり』について ――書誌分析と韃靼漂流事件の物語化の事例分析―― ・・・ 位田絵美 ○非「…

おもてなし の心

●私達の小学校のクラス会、末広会は、毎年、身延町・甲府市・東海地区・首都圏で開催、4年ごとに開催地を巡回している。私は首都圏ゆえ、10人ほどの幹事で、東京や横浜や箱根などの場所選びをしている。下見をして、料金とサービスの程度を比較して決める…

鈴木重嶺と松平春嶽

●昨日は、かねて依頼していた資料を閲覧・調査するため昭和女子大学の図書館へ行った。目的は、鈴木重嶺の『翠園叢書』巻五である。この巻には、『むらさきのゆかり』『新撰月百首』『よつの時の行かひ』『西城新殿歌』等が収録されている。1996年(平成…

私の日本出版文化史

●印刷博物館の展示を拝見して、触発されるものが沢山あった。実は、私は昭和女子大学の国文・日文の学生対象に日本出版文化史の講座を開設していた。日本の出版文化の歴史のテキストは適当なものが無かった。文化史や出版史や印刷史はあったが、私の望むよう…

印刷博物館・ミリオンセラー誕生へ!

●今日は、教え子の飯沼さんに誘われて、大曲のトッパンビルの印刷博物館を見学に行った。トッパンの山田さんにも前々から知らされていて、行きたいと思っていたところだった。11時に待ち合わせたが、何と彼女は和服姿であった。長年、茶道をやり、和服が日…

読者以上の 〔読者〕

●昨年11月、文春新書から出した拙著『旗本夫人が見た江戸のたそがれ』に対して、今年3月、半田市立図書館から、朗読者による録音テープへの変換許可願が送られてきた。視聴覚障害者の利用のためである。私としては大賛成であるが、一応、出版社の了承を得…

『ビブリア』 木村三四吾先生追悼

●天理図書館から『ビブリア』130号(平成20年10月)が届いた。この号は、本年4月に92歳で御他界なされた、木村三四吾先生を偲ぶ号となった。巻頭に、諸井慶一郎・天理図書館館長をはじめ、生前の木村先生と親交のあった方々の追悼の文が掲載されて…

みんな、力を合わせて 美化清掃

●このところ、朝晩、玄関から外へ出る度に桜の落ち葉が気になり、新しく購入した、箒と塵取りで掃く。結構、楽しく清掃が出来る。それで、少し綺麗にしすぎるかナ、と思わないわけでもないが、家の前の道は、いつも綺麗である。落ち葉掃きが身に付いたらしい…

学術雑誌 と 郵送料

●今日の朝日新聞の報道によると、大手広告会社「博報堂」が低料第三種郵便の悪用で1100万通のDM広告を受注していたという。低料第三種は心身障害者団体の発行する刊行物に適用されるもので、封書の郵送料1通80円がこの制度を適用すると8円になり、…

ウェブ日記 の 整理

●私はウェブ日記を平成11年(1999)から書き始めている。現在ハヤリのブログではなく、ウェブ上の日記である。生来、批判精神の旺盛な人間ゆえ、公序良俗にモトルような内容を、ついつい書き込み、チェックされてストップされた事も2度、3度。私の書…

『浮世草子研究資料叢書』 刊行 !!!

●倉員正江氏と佐伯孝弘氏の編集・解説による『浮世草子研究資料叢書』全7巻、A5判・総4654頁、揃定価95000円+税、がクレス出版から刊行される。待望の書である。●第1巻〜第4巻は作品の影印を収録。怪異物・奇談物・好色物・古典やつし物・時…

今日の話題、朝日新聞から

●今日の朝日新聞には、私の目を引く3つの記事があった。1つ目は、12面の「私の視点」の尾崎孝雄氏の「年金偽装、私が告発した理由」である。尾崎氏は滋賀県出身の元社会保険事務所職員である。現在、社会問題になっている年金問題の具体的な証言である。…

緑を大切にしよう

●地球温暖化現象が問題となり、南極の氷も年々少なくなっていると報じられ、地球上の人類も皆皆、心配である。上野の森の桜も、元禄の芭蕉の頃よりも開花が、年々早くなっている。 花の雲 鐘は上野か 浅草か 芭蕉●東京の都心では、大会社の屋上やビルの壁面…

坪内正紀作品展 in 梅が丘

●昨日は、久し振りに小田急線で梅が丘へ行った。目的は寿司の美登利本店ではなく、その先の「クラブツーリズムカフェ梅が丘店」である。気になっていた「坪内正紀作品展 游2」を観るためである。美登利新館を通り過ぎてすぐであった。明るく良い喫茶店であ…