2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧
●昨日、菊池先生からのメールで、平成23年度、京都大学入試の、文系の古典に『井関隆子日記』が出題された事を知った。先生は、本日、朝日新聞・産経新聞・毎日新聞・読売新聞、各紙の原物を送って下さった。有り難いことと、心から感謝申し上げる。平成1…
●菊池氏の「エッセイ」で、次のようなニュースを知った。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 図書館貸し出し猶予を…小説家が巻末にお願い 気鋭の小説家、樋口毅宏(たけひろ)さん(39)が、25日発売の「雑司ヶ谷…
●NHKの、歴史秘話ヒストリアで「宮本武蔵」を見た。近世初期、徳川家康が天下統一を果たした後、徳川家の安定を図るために、転封改易を連発した。その結果、主家を失った武士の浪人が激増した。大失業時代、現在の社会状況と似ている。『可笑記』の著者・…
●私は末っ子ゆえ、小さい頃から甘やかされて、母は、お菓子をたくさんくれた。それで虫歯が多く、行く末を案じた私は、東京に出てきた時、下宿に毎日3合の牛乳を配達して貰って飲んでいた。赤ちゃんは母乳だけで成長する、私には、やがて歯の無い時代が来る…
●平成22年度の事業として総務省から委託された「日本電子書籍出版社協会」(東京電機大学・慶昌堂印刷・シャープ・大日本印刷・凸版印刷・豊国印刷・ボイジャーなど)は、策定中の「電子書籍交換フォーマット 仕様案」を公開した。 ・・・・・・・・・・・…
●本の函の寸法について言及したので、ついでに、『井関隆子日記』の特装本について紹介したい。私は、本の装丁に関して興味を持っていたので、たまたま、栃折久美子ルリユール工房の安井康子氏と知り合い、自分の本を出した時には、特装本を作製してもらって…
●今朝、岩田書院から『浅井了意全集』仮名草子編第2巻が送られてきた。第1巻が平成19年8月に出てから3年以上が経過した。難産であった。関係者の御苦労に感謝する。全19冊のこの全集が、10年後、20年後に図書館の書架に並んだ時、このブランクは…
●昭和女子大学の中西裕先生編「最近の書誌図書関係文献」が2月更新された。今回は「日本人名編、第37回研究者編」と「件名編」で、「日本人名編」には、○猪苗代兼載、上野邦男、『猪苗代兼載』、歴史春秋社、2010−11 ○井上ひさし、今村忠純、国文学…
●長谷川卓の最新作、書き下ろし 『逆渡り(さかわたり)』(2011年2月15日、毎日新聞社発行、定価1500円+税)が発行された。文庫本では無くB6判の228ページの力作である。「生きるために渡るのに対し、仲間との再会を期せず、死に向かって…
●今朝一番で、宅急便が届いた。ドサリと重い袋を開けると、476頁の校正刷の三校であった。私が再校を済ませて返送したのは、2月13日、平成22年であるから、ちょうど1年ぶりの対面である。ゆえに懐かしい校正刷である。私は、これまで60冊以上の本…
●昨夜、関東地方にも雪が降った。山形・新潟・福島など雪国の天候には、毎日、ひやひやしているが、昨夜は、久し振りに『井関隆子日記』を読み直して、12時頃窓を開けたら雪だった。天気予報も外出の少ない日々ゆえ、余り注意していないので、静かに、何の…
●佐渡の北見継仁氏から『本間寅雄著作目録』を御恵与賜った。平成23年1月4日発行。佐渡研究の第一人者・本間寅雄氏は平成18年(2006)に79歳で他界された。この本間氏は、磯部欣三のペンネームをもち、1946年から2007年まで、佐渡に関す…
●エジプトのムバラク大統領が辞任に追い込まれた。当初、ムバラクは、辞任ではなく、体裁よく、独裁的な長期政権を移譲したい考えのようであった。しかし、エジプトの若い市民は、それを拒否して、さらに大勢が街頭に出た。●この動きには、ネットのフェイス…
●朝日新聞社が主催する、オーサー・ビジットで、絵本作家の宮西達也氏が、私の母校、原小学校に、来て、授業をしてくれた。今日の朝日新聞で、このことを知り、有り難いと思った。宮西氏は、『おまえうまそうだな』『きみはほんとうにステキだね』『にゃーご…
●『光芒』(Poetry Magazine)66号(2010年12月11日発行)を頂いた。詩誌は千葉県の茂原市で出している。年2回発行であるから、ざっと計算しても30年間以上活動していることになる。この66号も174頁と充実した内容である。詩のほかに、…
●谷中・徳川家の浄観院の墓所の発掘調査の経過報告が『歴史読本』3月号に掲載されたので、ついでに、家慶の御台所・有栖川の宮の姫・喬子の没日について、井関隆子の伝えるところを紹介する。●この、第12代将軍・家慶の御台所・喬子の没日に関しては、『…
●『歴史読本』3月号を見た。「徳川幕府誕生」を特集している。初代家康・2代秀忠・3代家光、であるから、仮名草子専攻の私にとって、私の時代である。内容は、いずれも魅力的なもので、畑尚子氏の江戸城大奥の基礎、渡辺憲司氏の江戸吉原など、参考になる…
●飯田龍一氏の御他界を知らされ、仏前に香を捧げて、飯田家を辞去した。その時、何としても龍一氏の追悼文を書きたいという欲求にかられた。御子息から渡された資料を読み進めてゆき、父は、飯田邦彦氏であり、祖父は飯田義一氏であることがわかった。どこか…
●飯田龍一氏と私が初めて出会ったのは、昭和63年(1988)のことである。出会ったと言っても、直接お会いした訳ではない。飯田氏の御労作『江戸図の歴史』(昭和63年3月10日、築地書館、2万2千円)が完成出版され、見知らぬ私にまで御恵与下さった…
●全く存じ上げない、MA氏から一通の封書が届いた。ある人物の伝記を作成しようと資料探索をしていて、私のHPの「江戸図と飯田龍一氏の旧蔵書」に出会ったという。飯田龍一氏の祖父は飯田義一と言い、龍一氏の本籍は、東京麻布桜田町10番地とあり、探索…
■「和琴は、かの大臣の第一に秘し給ひける御琴なり。・・・琴は、兵部卿の宮ひき給ふ。この御琴は、宜陽殿の御物にて、代々に第一の名ありし御琴を、故院の末つ方、一品の宮の好み給ふことにて、賜り給へりけるを、この折の清らをつくし給はむとする為、大臣…
●今、仮名草子『竹斎東下』の校正に集中しているが、知らぬ間に、もう2月に入っていた。2月といえば、28日しか無い。カレンダーを見たら、来年は29日である。1年365日と思っていたら、大学2年の頃、江戸時代には閏月というのがあって、年によって…