2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

横山重先生の生き方

●今日で1月が終る。このところ、2つの校正に追われて、さいとう内科クリニックへ行くことも出来ない。1つは、横山重先生の思い出を記したもので、校正しながら、感激の涙がにじむ。 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 ■可笑記をたくさん ご…

2つのイベント 江戸連如月講と理系研究報告会

●2月4日には、NPO法人「江戸連」の如月講が10周年の記念行事を開催するとのことで、圓山氏から、おいで下さいと連絡を頂いた。記念行事の内容をみたら、記念講演からはじまって、所属会員の方々の持ち芸の披露、落語・江戸がたり・謡曲・尺八など、魅…

電子書籍 三つどもえ

●今日の朝日新聞によると、電子書籍専用端末として、東芝が2月に「ブックプレイス」を発売するという。専用端末は、ソニーのリーダー、パナソニックのUT−PB1と日本だけで3社が電子書籍の市場を争うことになる。価格は、東芝2万2千円、ソニー1万8…

岡本隆雄氏の快著 『「一分」をつらぬいた侍たち』

●岡本隆雄氏の近著『「一分」をつらぬいた侍たち』――『武道伝来記』のキャラクター』が発行された(2012年1月30日、新典社発行、定価1500円+税)。B6判の新典社選書で206頁、大著とは言えないかも知れないが、快著であり、労著である。●私…

電子図書館の発展

●昨日の朝日新聞では、木村尚貴氏が電子図書館「青空文庫」を特集している。青空文庫は富田倫生氏ら4人の方々が呼びかけて、15年前にスタートした。著作権の切れた日本の近代文学作品を中心にネット上に発信し、全て無料で閲覧出来るサイトである。従って…

コダック倒産

●今日の朝日新聞の1面に「米コダック破綻 デジタル化遅れ」と報じられ、下段の「アサヒカメラ」の広告には「ニコンD4登場 私が愛したニコンフラッグシップ機。富士フィルム X−Pro1速報」がトップに掲載されている。コダックの倒産と富士フィルムの活躍…

江戸ノベルズ 10

●昨日の朝日新聞に、EDO NOVELS〔10〕の広告が出ていた。相変わらず江戸ブームは続いているようだ。今年のNHKの大河ドラマは平清盛であるが、どうもパッとしない。織田信長・徳川家康・豊臣秀吉・武田信玄・石田三成・徳川家斉・忠臣蔵・篤姫…

NEPCON JAPAN 2012

■第41回インターネプコン ジャパンに出展します■「2012年1月18日(水)〜20日(金)、東京ビッグサイトで開催されるアジア最大のエレクトロニクス製造・実装技術展「第41回インターネプコン ジャパン」に出展いたします。皆様のご来場、お待ちし…

センター試験/たるんだ体質―河北新報社説

「■センター試験/たるんだ体質謝罪で済まぬ■ 前身の共通1次試験から数えて、大学入試センター試験は導入から33年がたつ。約55万人の受験生が臨んだことしの試験で事務方のミスにより、過去最悪の混乱が起きた。 今回は東日本大震災後、初の試験という…

地震対策に古文書の記録を活用

●今日の朝日新聞に、地震対策のひとつとして、過去の記録の活用が報じられている。東大地震研の教授だった宇佐美龍夫氏は、この調査をはやくから実施され、その成果が『新収日本地震史料』27冊にまとめられているとのことである。また、早稲田大の中村操氏…

感覚と実証と、理系論文と文系論文

■ 宣長の『手枕』は『源語』に「もののあはれ」を見出すという大きな、一つの発展を研究史上に残した作だけに、「空蝉」と「夕顔」の間に差し挟んでも、その不自然さなど、私には全く解らない。この短い作品の中に「あはれ」という言葉が、十八ヶ所も使われ…

科学論文の現状

●今日の朝日新聞、高橋真理子氏のレポートによると、日本の自然科学界が振るわないらしい。科学技術政策研究所の最新の調査結果によると、科学論文の世界シェアの最新結果では、アメリカ27.5%、英12.0%、独11.0%、中9.2%、仏7.4、日本5.9…

NIKON D4 発売

●今日の朝日新聞の経済面の情報によると、ニコンは、デジタル一眼レフカメラの最上位機種として、新型機「D4」を2月16日に発売するという。想定価格は65万円前後らしい。2007年に「D3」を開発したが、その優れた基本性能を踏襲して、機能や性能…

山田潔著 『日本文法学の系譜』 発刊

●山田潔先生の近著『日本文法学の系譜』が発行された(2012年1月11日、昭和女子大学 近代文化研究所発行、定価800円+税)。同研究所の、「ブックレット 近代文化研究所叢書 8」として刊行された。山田先生は、現在、近代文化研究所の所長の重責…

国立国会図書館のOPAC

●菊池先生のエッセーに、「国立国会図書館のOPACが新しくなった」とある。 「今までは200件までしか表示されず困ったが、今は1000件まで表示される。ありがたいことだ。 「検索」ボタンを押してから表示されるまで、しばらく時間がかかる(待たさ…

小学校の恩師

●今日は、小学校の恩師の御宅へお伺いした。何年ぶりかで、恩師、赤井先生御夫妻とお会いして、小学校時代の温かい御指導に対して、心からの御礼を申し上げた。小学5年の時の担任が奥様で、6年の時の担任が御主人の赤井先生である。この頃の私は、大変な悪…

年始まわり

●毎年、教え子から年賀状をもらう。教え子には、こちらからは、年賀状を出さない。貰ったら、返事の賀状は必ず出す。毎年、成長するお子さんの写真入りで貰うと、とても可愛くて、返事を出すのも楽しい。そんな中の一人の今年の年賀状に、「私、時々、カメダ…

甦る論文 千葉篤先生の近松論

●国立劇場の2月の文楽公演では、近松門左衛門の『五十年忌歌念仏』などが上演される。その公演に合わせて刊行される資料集に、日本文学研究会の常任委員であった、千葉篤先生の論文「五十年忌歌念佛――近松の意図したもの――」を採録したいという連絡があった…

徳川家康 → 角倉了以・素庵 → 富士川

●徳川家康は河川による運輸に関心を持って、京都の富豪、角倉了以・素庵に命じて、保津川・富士川・天龍川などの開鑿・流通を行った。『徳川実紀』の慶長12年(1607)には、次のように記録されている。「(家康は)河渠運輸の事にも御心を用ひられしと…

富士川下り 復活

●「NPO富士川下り研究会」は、富士川に川下りの観光船の就船を復活させ、観光客を誘致し、地域経済の活性化を図り、富士川の河川美化に寄与すべく立ち上げられた、という。観光船と言っても、芦ノ湖に浮かぶような大型船ではなく、日本三大急流の富士川を…

お墓参り

●今日は、妻の母のお墓参りに行った。新宿から京王線で桜上水へ行き、甲州街道沿いの、日蓮宗・叡昌山宗源寺。この宗源寺は、甲斐の国吉田郷に住した、吉田宗利が法華宗に帰依して法名を「宗源」と称した。その末孫・日善が、この地に一寺を開いて寺の名にし…

初笑い

●ポストを見たら、新聞と共に、若宮貞次先生の編集兼発行する、短歌雑誌『あかね』第28巻 第1号が届いていた。平成24年1月1日発行である。巻頭の「作品集(その1)」に、若宮貞次(東京)の歌が出ている。おとろふる足にて屋根にのぼりゆく二連梯子…