2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

芸文稿の会 IN 竹ノ塚

●「芸文稿の会」の例会の会場は、通常、神楽坂であるが、昨日の第20回は竹ノ塚で行われた。今回の発表者は、SL氏で、「江戸時代の藩財政―米沢、水戸藩を例として」と題して有益な発表であった。米沢藩は、藤沢周平『漆の実のみのる国』、水戸藩は、山川…

山形の さくらんぼ ・  身延の じゃがいも

●昨日は、長井の斎藤豪盛さんから見事な さくらんぼ を贈って頂いた。美味しい、美味しい、と家中で食後に賞味させてもらった。最近、我が家でも、時々、食卓にのぼるが、斎藤さんから頂いたのは、一味も、二味も違う。やはり、名産とは、自然の営みの恵みゆ…

陶玄亭散人 上京

●昨日は、久し振りに、枚方市の陶玄亭散人・安藤武彦先生とお会いした。愛嬢・信子氏と3人で、池袋・美濃吉にて昼食。しばし清談。実に楽しいひと時であった。先生は『芸文稿』第3号の原稿「陶玄亭散人日録 抄 〔その二〕」95枚を下さり、こまごまの打合…

ああ、 コダクローム

●今日の朝日新聞の夕刊で、イーストマン・コダックが、22日にポジフィルムのコダクロームの生産を終了する発表したそうだ。やはりデジカメの影響だという。最近では、フィルム全体の売上げの中でコダクロームは1%にもならなかったという。●少々割高で時…

長谷川 卓 『寒の辻』 

●長谷川 卓の最新刊 『寒の辻 北町奉行所捕物控』(ハルキ文庫、時代小説文庫、2009年6月18日、角川春樹事務所発行、667円+税)が発売された。書下ろし作品である。時代小説文庫創刊8周年フェアとして刊行。●大店の手文庫ばかりを狙う手練の盗賊…

新製品 ECOVENT (エコベント) 

● 新製品「エコベント」(型内ガス排気システム)開発の発表(一部)このたび弊社は、以下のような問題を一気に解決する製品の開発に成功致しました。(特許出願中)昨今の樹脂の高機能化に伴う添加剤が増加し、ガスの発生量が増加傾向にあります。これに起…

永井一彰氏の労作 『藤井文政堂板木売買文書』

●永井一彰氏の『藤井文政堂板木売買文書』が日本書誌学大系の1冊として出版された(平成21年6月15日、青裳堂書店発行、22000円+税)。早速拝読したが、新資料に基づく、大変な労作である。永井氏は、平成15年10月、京都の佛光寺で仮名草子『…

『国文学』 特集 嫉妬考

●『国文学』平成21年7月号、第54巻10号、確か、『国文学』は、この7月号で休刊だと思う。その号が特集に〔嫉妬考〕を掲載している。『源氏』や漱石や中勘助や谷崎などの作品に描かれた〔嫉妬〕の諸相を論者が分析し、論じている。実に魅力的な特集だ…

『重友毅著作集』 の頃

●話のついでに、『重友毅著作集』の事に関しての思い出を書き留めておきたいと思う。全5巻の第1回配本は『芭蕉の研究』で発行は、昭和45年(1970)9月である。奥付の「著者略歴」には、 重友 毅(しげとも・き) 一八九九年 山口県に生る 一九二四…

師説の復習

●五十嵐書店へ注文していた、『重友毅著作集』全5巻と『日本文学の研究―重友毅博士頌寿記念論文集―』の6冊が届いた。恩師の著作だし、記念論集ゆえ、当然既に所蔵しているが、いずれも、書き込みがヒドク、読みにくいので、少し綺麗な本で、改めて読み直し…

『仮名草子集成』 第10巻 オンデマンド版 発行

●13日、東京堂出版から、『仮名草子集成』第10巻のオンデマンド版が発行されたと連絡があった。私は、朝倉先生の要請によって、この第10巻から編者として『仮名草子集成』に参加した。平成元年(1989)9月30日発行。作品は『をむなかがみ』『女…

読む [日本語事典]

●中山緑朗氏他4氏編の『みんなの 日本語事典―言葉の疑問・不思議に答える―』が出版された。A5判・508頁、平成21年6月10日・明治書院発行、3800円+税。日本語に関する様々な問題点を9章に分けて、分かりやすく解説している。他に、語源など…

活用され始めた『井関隆子日記』

●最近、幕末の旗本の主婦の書き残した日記『井関隆子日記』が諸方面で活用され始めた。歓迎すべき事だと思う。私が、この日記を脚注付きの全3冊で勉誠社から出したのは、昭和53年(1978)で、30年前である。長い間、世間から無視されていたが、20…

如儡子の酒田と『省艸印譜』

●如儡子の生れた、出羽の国、酒田に関して、もう1つ大きな出会いがあった。大学を出た頃に、池袋で開かれていた池袋土曜会という、魅力的な会に参加した。大橋図書館などで開催されていた、森銑三氏の主宰された三古会に似ていた。何の目的もない会員が、第…

祝 35周年 昭和女子大学大学院

●昭和女子大学大学院から『35周年 記念誌』が送られてきた。所載の升田先生の「回想―久遠へ」によれば、大学院設立認定書が交付されたのは、昭和49年(1974)3月28日であり、創立者で、この設立を待ち望んでおられた人見圓吉先生は、その直前の2…

山形=天童=石澤先生 → 山形・酒田=如儡子

●私は、仮名草子の『可笑記』を研究してきたが、40年ほど前は、作品研究に重点を置いていて、作者の調査は後回しにした。日本文学研究会に入会させて頂き、石澤先生に出会った頃は、山形県は特別の県ではなかった。石澤先生は天童の御出身で、将棋の駒の産…

石澤豊先生

●今日、物置の書籍を整理していたら、『石澤豊追悼』(昭和54年5月12日発行)が目に付いた。この追悼集に、私はこんな文章を寄せている。 石澤先生のこと 深沢秋男 今、私の部屋には恩師重友毅博士のお写真とかわいらしい蓑笠が一つ掛けてある。 このお…

7人の小人 ?

●昭和女子大学の花壇の中には、可愛い小人が7人いて、日が暮れると家に帰り、朝になると花壇にやって来る。幼稚部の園児は、毎朝、植木の陰から探し出して楽しんでいる。この小人の仕掛け人は、故人見先生だという。●最近、我が家のポストの前に、1人の小…

影印本・4

●また、長い研究生活の中には、こんな事もあった。鹿島神宮第66代大宮司・鹿島則孝には『桜斎随筆』という膨大な編著書がある。幕末維新に関する貴重な資料であった。それは、54巻60冊、3500丁という大部なものであった。私は、則孝自筆の貴重な資…

影印本・3

●古典の複製本出版で忘れられないのは、桜山文庫の『春雨物語』を出した時のことである。この桜山本『春雨物語』は、文化五年本で上田秋成が没する前年のものである。文化6年の最終稿本が自筆で伝わるが、欠落があり完全本ではない。完全本としては、文化五…

影印本・2

●私が大学生だった頃は複写機がなかった。古典などの原本は、書写か模写か、カメラ複写か、建築で使う青焼きなどの方法で収集していた。ゼロックスが日本橋のある会社に導入された時は、小躍りして駆けつけた。日比谷図書館の複写も陰画時代もあった。それが…

影印本

●『浅井了意全集 仏書編【影印】2』が発行された(2009年5月、岩田書院発行、18800円+税)。この巻には『無量寿経鼓吹(むりょうじゅきょうくすい)』全30巻を収録している。本巻の担当は和田恭幸氏である。●影印本は、写本や版本を写真複写し…