2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

サイギョク サイギョク

●5月も今日で終り。この1ヶ月、あけてもくれても、サイギョク サイギョク で過ごした。何年か前、3年ががりで、オーサイ オーサイ の時間を過ごした事を思い出す。鹿島則孝の『桜斎随筆』の時である。あれも、シンドかった。しかし、その努力の御蔭で、7…

如儡子 の 「百人一首」注釈

●斎藤親盛(如儡子)は、日本の伝統的な和歌の集成とも言うべき、「百人一首」の注釈に挑戦した。それは、39歳、寛永18年(1641)の時であった。次の寛永19年に『可笑記』の初版が発行されている。しかし、列帖装・15帖・209丁という膨大な注…

如儡子 の 『堪忍記』

堪忍記(かんにんき)【注】浅井了意の版本『堪忍記』では無く、斎藤親盛(如儡子)の写本『堪忍記』です。諸大名の藩主・石高・内情等を記し、批評したもの。写本、1冊。著者・編者 この著書には、著者名・編者名は記されていない。棚倉藩士・上坂平次郎(…

日本も動いた 電子書籍

●今日、5月28日、鳩山さんの普天間米軍基地問題も大変だが、例のiPad日本上陸の日でもあり、話題を呼んでいる。が、もっとすごいニュースを朝日新聞で知った。ソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞、の4社が新会社を設立し、年内にも電子書籍を配信する…

『可笑記』(かしょうき)

『可笑記』(かしょうき)随筆的仮名草子。版本、5巻5冊。作者 如儡子(にょらいし)・斎藤親盛(さいとう ちかもり) 版本の奥書には「于時寛永十三/孟陽中韓江城之旅泊身筆作之」とあり、「如儡子」の署名はない。しかし、当時の書籍目録にも「五冊 可…

由比正雪 と 斎藤親盛  2

●童門冬二の『老虫は消えず 小説大久保彦左衛門』(1994年10月30日、集英社発行)に、仮名草子の『可笑記』や作者の斎藤親盛(如儡子)が登場する。第5章「危険な書『三河物語』と『可笑記』」では、幕僚会議の中で、この2つの作品が取り上げられ…

由比正雪 と 斎藤親盛

●『週刊 江戸』の16は「大名家と「御家」騒動」で、18が「幕府転覆計画」である。徳川幕府になって、大きな御家騒動は、出羽の国、山形藩の最上騒動である。元和3年(1617)3月、藩主・家親が山形城中で急死する。36歳であった。毒殺という噂が…

iPad 旋風

●所用があって、家を空けている間に、例のアメリカのアップルのアイパッドを廻って、日本の出版界に大きな動きがあった。日本最大手の講談社が動いた。講談社は、15日に発行された、京極夏彦の『死ねばいいのに』を、28日発売のiPad で読める電子書籍と…

2つの訃報

●5月18日午後6時30分、斎藤ミサヲ様が97歳で御他界なされた。斎藤親盛(如儡子)の御子孫、第12代・興盛氏の奥様である。興盛氏は、昭和44年に61歳で他界された。奥様は、その後、今日まで、斎藤家の中心的存在として、武家の家風を守って来ら…

EMS 配達完了報告

●昨日、郵便事業株式会社から、配達完了メールが届いた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【受付日時】 04月26日(月) 06:11 【受付番号】 033-1887 【お問合せ番号】 EF92432JP 【郵便物等の種別】 EMS 【取扱店舗】 ITALY …

触発する目録

●中西裕氏の「最近の書誌図書関係文献 日本人名編・件名編」が更新された。■阿仏尼・阿部知二・生田長江・泉鏡花・岩崎弥太郎・梅屋庄吉・太田牛一・太田青丘・大西巨人・岡本綺堂・開高健・菅茶山・北村透谷・国分一太郎・駒尺喜美・重森三玲・清水次郎長・…

[日本文学検定] スタート

●昨日は、日野の実践女子大学のキャンパスへ初めて行った。実践女子大学には、渋谷キャンパス時代に、何度も仮名草子諸本の調査でお世話になっている。山岸徳平先生時代である。しかし、日野は初めてである。近世文学会があって研究発表を聴いた。神津武男氏…

御位牌の修復

●昨日、仏像文化財修復工房の松岡誠一氏から『斎藤家 御位牌(寛政)修復報告書』が届いた。長井市の斎藤氏から先日、詳細な手紙を頂き、お電話でも話し合った。第2回目の位牌の修復が済み、5月5日に松岡氏と共に、赤湯の孝雄和尚を招いて入仏式を済ませ…

CJKDLI 中日韓連携 電子図書館

●今日のニュースで、日本・中国・韓国の3国の国立図書館が連携して電子図書館を立ち上げるということを知った。6月下旬に協定を結び、各館が電子化した書籍をネットで検索し、読めるようにするという。「中日韓デジタル図書館推進協議会(CJKDLI)」…

『藝能文化史』 第25号 (最終号)

●今日、『藝能文化史』 第25号が届いた。最終号である。表紙には版本の挿絵から採ったらしく、2人の武士が唐傘をさして顔をかくし、雨を防ぎながら橋を渡る様子が描かれている。芸能文化史研究会の創立は、昭和52年だという。53年に第1号が創刊され…

私の経歴(生まれ変わった時)

●「あの人プロフ」にfuakiさんが登場した。すごいサイトを立ち上げる御仁がおられるんだなー、と思う。■道後温泉にて生れる ■木崎野小学校入学(青森・三沢市) ■清板春海と親友になる ■大宮北中学に入学(さいたま市) ■高松西高校に入学(高松市) ■東京工…

血液検査の結果

●今日、斎藤内科へ行き、過日の化学検査報告を頂き、大先生と若先生に説明して頂いた。今回は雨天続きで散歩が出来ず、アブロケットもセットゆえ少なかった。散歩に取り組み、体重減に留意します、と申し上げて辞去した。そのあと、お隣の、美味しい珈琲店・…

ネットでラジオ

●菊池氏がエッセイで、「ネットでラジオが聞けるようになった。 http://radiko.jp/ http://ladio.net/ いろいろ聞いてみたが、落ち着かない。パソコンには大きなスピーカーがついているので、音はいい。しかし、入り込めない。結局、NHKに戻る。身近の1…

今年の GW も

●今年の長いゴールデンウイークも今日で終り、高速道路も、成田・羽田の空港も新幹線も大賑わい。テレビで見ていても、笑顔、笑顔の子供の表情に、心が和む。私は、お盆休みも年末年始もゴールデンウイークも外出はしないことにしている。毎年、家で机に向か…

fuakiさんは フォトライフ市民(金)に昇格

●昨日、はてなサンからメールで、「fuakiさんは、この度、はてなフォトライフ市民(金)になりましたので、はてなよりカラースターをプレゼントいたします。」とフォトライフ市民も、ダイアリーに続いてゴールド市民に昇格した旨の連絡があった。●ダイ…

紙を超えるか 「電子ブック」

●今日の朝日新聞のGLOBE 第39号は電子ブックを特集している。鈴木・田中両氏が現地取材した力作レポートである。「次々と登場する電子ブック端末は、より紙に近づくことで存在感を増し始めた。ネットワークと新たなモノづくりがこれを支える。主役は…

初夏の春告鳥

●5月1日、今年は4月のはじめ頃から、我が家の周りでは、よく鶯が鳴いている。幼い鳴き方であるが、毎日、毎日、それも、朝も昼も夕方も鳴く。次第に鳴き方も上手になってゆく。10軒ほと先に鳥の写真のセミプロの工藤さんがおられる。今年は、鶯がよく鳴…