2011-01-01から1年間の記事一覧

中国の電子書籍の海賊版

●今日の朝日新聞によれば、中国の作家たちが、電子書籍の海賊版に反対の声をあげたという。日本でも、文藝春秋社はじめ、作家の人々がアップルなどに、電子書籍販売の実体の公表を迫ったが、今度は、中国の著作権所有者が、立ち上がった。「アップルが9月下…

『近世初期文芸』 第28号

●今日、『近世初期文芸』 第28号の表紙の初校が届いた。この号は、安藤武彦氏、位田絵美氏、田中宏氏、田村寛三氏、花田富二夫氏の御論考と、私の関係所論、報告等を収録することができた。発行は12月末であるが、昭和44年(1969)の第1号発行か…

90歳の 水墨  中秋の名月

●今日、妻が知人から頂いたと言って、1枚の水墨画を見せてくれた。長年お付き合いをしている方で、今は90歳を過ぎたけれど、とてもお元気で、頭脳明晰、矍鑠としておられると。その薗部美峰さんが描かれた水墨だと言う。中秋の名月に、薄、萩、桔梗を配し…

井関隆子 小説に登場

●藤原緋沙子『切り絵図屋清七 紅染の雨』(文春文庫、書下ろし、2011年10月10日発行、定価629円+税)に、井関隆子が出てくる。主人公は武士から切り絵図屋に転向した清七。この作品は、文春文庫書下ろし第2冊目らしく、今度は、飯田町・駿河台…

社員は悪くありませんから オリンパス

●このところ、オリンパスの経営に関するニュースで騒がしい。以前、山一證券の倒産の時、現役の社長が、テレビの前で、涙を流して「社員は全く悪くありません」と訴えていた事を思い出す。前社長などが不正経営をして、その実体を知らせずに新社長にポストを…

あらたにす 休止

●朝日新聞・日本経済新聞・読売新聞の3社が立ち上げた、ウェブサイト、「あらたにす」が休止となった。私は、スタート直後から、見ていたが、おやおや、と思っていた。お気に入りに加えていたが、案の定、期待は外れた。NHKの今年の大河ドラマ「江」と同…

近代文学――活字をはみだすもの―― 第3回 (八木書店 特別講座)

■■近代文学――活字をはみだすもの――■■ ■オモシロキモノ手紙・・・「生もの」だからわかること■ 講師 庄司 達也(しょうじ たつや) 日時 ①11月25日(金) 17:30〜18:30 ②11月26日(土) 15:00〜16:00 ★①②とも同じ内容の講座■百輭…

「雑誌記事索引集成データべース」

●菊池先生から、連絡があり、甲南女子大学図書館では、現在、「雑誌記事索引集成データべース」がお試しで検索できる。国会図書館の雑誌記事索引は、昭和23年以降現在までのデータの収録であるのに対して、それ以前のデータを補うものとして、株式会社皓星…

教え子の思い遣り

●今日、思いがけない、教え子の小林さんから手紙が届いた。先日、新聞でドナルド・キーン氏の記事を読んで、昭和女子大学の学生時代を思い出したという。短大の国文科で、私の女流日記文学の講義・講読を受講した頃が懐かしいとも書いてくれた。●昭和女子大…

岩波新書 電子書籍 へ

●今日配信の文化通信で、11月8日、岩波書店が岩波新書を電子書籍として配信開始するというニュースを見た。いよいよ、私も電子書籍を利用する時が来たか、と思った。主な電子書店サイトに配信する。価格は紙の書籍と同額。●岩波新書では、次の4点を配信…

アマゾン 上陸

●昨年7月に、アメリカ、アマゾンの通販サイトでの電子書籍の販売冊数が、ハードカバーを抜いたと言われた。アマゾンの通販サイトでは、63万タイトルの電子書籍をそろえている。上半期の電子書籍の売上げは、昨年の3倍以上らしい。アマゾンは、自社の端末…

名著復刊 『百代の過客』

●講談社学術文庫に、ドナルド・キーン氏の『百代の過客 日記にみる日本人』が入った(2011年10月12日発行、定価1700円+税)。名著の復刊である。この本は、1983年7月14日〜1984年4月13日に朝日新聞に連載され、1984年7月2…

究極の筆記具

●久し振りに友人から手紙が届いた。開けてみたら、何と、中からガラスのペンが出てきた。物書きの君ならば、たまには、こんなペンを使ってみたまえ、という事らしい。今は、パソコンの時代で、手紙も余り書かないだろう。私も、このところ、大部分がメールで…

久保田先生 追悼  〔横山重〕

●短歌雑誌『あかね』の若宮貞次先生から『あかね』第27巻 第6号と共に貴重な御教示を賜った。それは、大正15年(1926)3月27日、島木赤彦が胃癌で他界した折の、横山重先生の追悼の言葉(『赤彦全集』第8巻所収)である。私は、早速、拝読して…

小川菊松の出版した『日米会話手帳』

●文化の日の今日、朝日新聞の「天声人語」が、小川菊松の出版した『日米会話手帳』を取り上げている。引用すると、以下の通りである。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 戦後初の大ベストセラーは、終戦1カ月後に出た『日米会…

文化の日 の 贈物 ECOVENT

●先日、幕張メッセで行われた「国際プラスチックフェア」の ㈱斎藤金型製作所(81701)で頂いた 2枚の150の定規、机の上に並べて眺めていたが、この見本の意味が、よくわからなかった。斎藤金型製作所のHPの、今日のブログで、なるほど、と、会場…

上田市立図書館の野田文庫

●昨日、長野の教え子から手紙が来た。その後、お元気ですか、という御機嫌伺い。もう、かなり前の卒業生で、新宿のデパートに就職した。3年後に辞めました、と連絡があり、今度、和服の仕立を修業中です、とあり、自作の着物をデパートに納めました、とあっ…

11月は 『みーしゃ と まりも』 でスタート

●今朝、朝食前に、妻が、スタッフの作品です、と写真集を見せてくれた。 『みーしゃ と まりも with Love』猫の日常を収めた1冊。カメラを通して、2匹の猫への思いが伝わってくる。●教え子の1人は、高校の教諭をしているが、猫が大好きで、毎年、年賀状…

『張黒女墓誌銘』の楷書体

●今回の「齋藤筑後守記念碑」の碑文の書は、昭和女子大学講師の承春先先生の清書である。承先生は、書体の選定に当って、北魏・普泰元年(531)に刻された、『張黒女墓誌銘』の楷書体で書いて下さった。■「『張黒女墓誌銘』は、鋭さの筆法もあれば、繊細…

家宝の盃 銘 「筑後」

●「齋藤筑後守記念碑」建立祝賀会の引き出物を、今、しみじみと鑑賞している。 「油滴天目 盃 小宇宙」「銘 筑後 盛康 作 盛康(方形陰刻朱印)」●京都清水焼の名工・木村盛康作の盃。齋藤豪盛氏が長年の交流を重ねてきた木村盛康先生に、特別依頼して作成し…

斎藤広盛の記念碑建立 山形新聞 2011年10月25日

【酒田】まちの礎を築いた斎藤広盛の記念碑建立 子孫ら参列、足跡しのぶ 2代広盛など斎藤家の功績を記した記念碑の碑文を読む参加者=酒田市浜田1丁目 江戸時代初期に最上家重臣・志村光惟(あきただ)らに仕え、後に酒田城代や川北奉行として酒田のまちづく…

ドナルド・キーン コレクション 北区立図書館へ

●朝日新聞によると、コロンビア大学名誉教授のドナルド・キーン氏(89歳)が、御自分の蔵書、600冊などを、東京都北区立中央図書館に寄贈されたという。蔵書には、キーン氏の英語の書き込みがあるという。図書館では、来年度中に特別コレクションコーナ…

齋藤筑後守の筆跡

●酒田市史編纂室室長の田村寛三先生の論説「一条八幡神社にあった筑後文書」を初めて読んだ。平成元年(1989)年5月16日付『荘内日報』に発表されたものである。先生は、次のように書いておられる。■「去年8月16日から20日までの5日間、国文学…

幕張メッセ 国際プラスチックフェア

●今日は、幕張メッセへ行った。小手指→池袋→東京→海浜幕張。海浜幕張→新秋津・・・秋津→小手指。京葉線、武蔵野線、いずれも、以前は貨物線だった鉄道。何となく、そんな雰囲気の車窓だった。●幕張メッセで開催中のIPF=国際プラスチックフェアを見学に行…

筑後守廣盛の記念碑建立 荘内日報 2011年10月24日

荘内日報社 未分類 2011年10月24日 斎藤家長年の悲願 酒田へ回帰 お帰りなさい―。江戸時代初期、酒田・亀ケ崎城代に仕え、川北奉行などを務めた斎藤筑後守廣盛(1568年―没年不詳)の記念碑が、酒田市の上日枝神社(藤井恒明宮司)の境内に建立され23日、関係者が…

齋藤筑後守記念碑 建立

●22日、東京→赤湯→長井→出羽三山→酒田。朝、東京駅で、昭和女子大学の承春先先生とお会いして、東北新幹線、つばさ133号で赤湯着。齋藤豪盛氏御夫妻のセルシオで長井市に向かい、久し振りに齋藤家を訪れ、お仏壇にお参りした。仏壇のお位牌は、仏像文化…

ふるさと からの 贈り物

●昨日は、小学校の友、正枝さんから、ふるさとの香りが届いた。柿や枝豆、さつま芋など。早速、曙大豆の枝豆を茹でて食べたら、美味しい。粒は大きいし、甘い。妻もビールのおつまみにグー、と喜んだ。●今日は、NPOみのぶ観光センターから「ふるさと便」…

最終報告書 2011/10/18

●腸閉塞の疑いで緊急入院して、多くの医師、看護師の方々のお世話になって、ようやく回復したが、昨日、狭山病院の担当医師による、最終チェックがあり、さいとう内科の斎藤先生に報告書を渡して、今後の注意事項などアドバイスして頂いた。10月3日から1…

『近世文学研究』第3号 発行

●文学史探究の会発行の『近世文学研究』第3号が発行された。A5判、162頁、2011年10月30日発行。創刊は2009年であるから、年1冊刊のようである。第3号は、力作・労作の論文が多く、ますます、活発な研究活動が思われ、今後が楽しみである…

日曜日には歴史を学ぼう

●10日間の入院生活から戻ったら、日本歴史の本もかなり出ていた。早速、4、5冊注文したら、今日、届いた。山本博文氏の『日曜日の歴史学』(平成11年9月10日、東京堂出版発行、定価1500円+税)。■江戸時代の見方が変わる。独りよがりの歴史観…