『仮名草子集成』 第54巻 発行
●今日、東京堂出版から、『仮名草子集成』 第54巻の見本が届いた。第1巻と同じ装丁で、特に変わっていないが、第54巻である。第1巻は、昭和55年、朝倉治彦先生によって刊行された。それから、35年が経過して、54巻まで進めることが出来た。本巻の編者と、東京堂出版の編集部に対して、心からの感謝を奉げる。
●朝倉先生から、第39巻以降、編集を委任された私としては、若い研究者の御協力で、ここまで進めることが出来て、本当によかったと思う。私は、もう引退であるが、全70巻の完結を目指して、若い研究者と、版元、東京堂出版の情熱に期待したいと思う。
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『仮名草子集成』第54巻
柳沢昌紀・伊藤慎吾・中島次郎・
花田富二夫・安原眞琴 編
2015年8月30日・東京堂出版発行
A5判・286頁・18000円+税
目 次
例 言
凡 例
『假名草子集成』で使用する漢字の字体について
假名草子集成 第54巻
棠陰比事加抄(整版本、3巻6冊)(承前) ………… 1
巻中之下 ………………………………………………… 2
巻下之上 ………………………………………………… 22
巻下之下 ………………………………………………… 45
解題 …………………………… 花田富二夫 ……… 249
つれづれ御伽草(整版本、1巻1冊、絵入) ………… 77
つれづれ御伽草 ………………………………………… 79
解題 …………………………… 安原眞琴 ………… 252
徒然草嫌評判(寛文12年板、2巻1冊) …………… 89
上巻 ……………………………………………………… 90
下巻 ……………………………………………………… 123
解題 …………………………… 安原眞琴 ………… 256
道成寺物語 (万治3年10月板、3巻3冊、絵入)… 157
上 ………………………………………………………… 158
中 ………………………………………………………… 168
下 ………………………………………………………… 176
解題 …………………………… 伊藤慎吾 ……… 260
徳永種久紀行(写本、1冊) …………………………… 185
解題 …………………………… 中島次郎 ……… 263
何物語(寛文7年板、3巻3冊) ……………………… 201
上 ………………………………………………………… 202
中 ………………………………………………………… 211
下 ………………………………………………………… 232
解題 …………………………… 花田富二夫 …… 268
解題追補 ……………………… 松村美奈 ……… 271
編者略歴 ……………………………………………… 279
写真 ……………………………………………… 281
私、深沢秋男のプロフィール
私〔深沢秋男〕のプロフィール
●私のプロフィール
■ニックネーム 如儡子(にょらいし)
■年齢 後期高齢者、79歳
■住んでるところ 所沢
■生れたところ 身延
■好きなたべもの ピーマンは嫌い
■10余年前から、HP「近世初期文芸研究会」を開設、情報発信している
→ http://www.ksskbg.com/
★ 傀儡子 → 如儡子 → FUAKI → 深沢秋男
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深沢秋男 ふかさわあきお 【はてなキーワード より】
〔出身・学歴〕
昭和10年(1935)山梨県身延町(原村→中富町→身延町)に生れる。昭和23年 原村立原小学校卒業。昭和26年 原村立原中学卒業。昭和30年 山梨県立身延高校卒業。昭和37年 法政大学文学部日本文学科卒業。卒業論文 「仮名草子『可笑記』の研究」(指導教授、重友毅博士)。
〔職歴〕
昭和30年 原村役場、戸籍係、短期間で退職。昭和37年 北海道函館の高校内定、後、進路変更で、東京の桃源社編集部。昭和44年 誠文堂新光社辞典部。昭和58年 昭和女子大学専任講師。昭和62年 同助教授。平成6年 同教授。平成10年 同大学院兼任教授。平成17年 同定年退職。平成20年 同名誉教授。
〔研究主題〕
【1】 仮名草子。斎藤親盛(さいとう ちかもり。如儡子・にょらいし)。
【2】 井関隆子(いせき たかこ)。
【3】 鈴木重嶺(すずき しげね)。
〔研究の実践〕
【1】 重友毅博士主宰の「日本文学研究会」に参加。出席回数は450回以上。午前中はゼミ形式で、近世文学、近代文学を採り上げ、活発な討論を行う。午後は、会員の研究発表、質疑応答。対象は古代・中世・近世・近代・国語教育。毎月1回開催。この会で口頭発表し、修正して、会の機関誌、学術刊行物『文学研究』に発表。日本文学研究会は、平成19年に解散。『文学研究』は、平成19年4月発行の第95号で終刊となる。
【2】 昭和44年10月、島本昌一氏と「近世初期文芸研究会」を創設。特に貞門俳諧作品の注釈を行う。初期俳諧と仮名草子の関係を学ぶ。随時開催。仮名草子関係の論文は、機関誌『近世初期文芸』に発表。現在は責任編集者。平成26年12月第31号発行。
【3】 野田寿雄先生の主宰された第1次「仮名草子研究会」に準備会から参加し、仮名草子作品の注釈を通して学習した。会場は、笠間書院、青山学院大学。毎月1回開催。
【4】 「昭和女子大学・日本文学研究会」に参加。研究発表は3回。年2回開催。
【5】 「日本近世文学会」に参加。年2回開催。研究発表は1回。
【6】 「全国大学国語国文学会」研究発表はせず。昭和女子大学開催時には諸事協力。
【7】 「歌舞伎学会」大会には参加せず、機関誌・刊行物を購入。
【8】 「芸文稿の会」平成20年4月設立。毎月1回開催。毎年1回研究発表。平成20年4月、機関誌『芸文稿』創刊。平成27年7月、第8号発行。
〔編著書〕
【1】可笑記評判 昭和45年12月25日,近世初期文芸研究会発行,非売品。東京大学図書館蔵本を底本として翻刻したもの。ただし『可笑記』本文・振り仮名は省略。解説・索引を付す。自費出版。
【2】浮世ばなし 付・明心宝鑑 昭和47年8月20日,勉誠社発行,5500円。(近世文学書誌研究会編,近世文学資料類従・仮名草子編・12)。『浮世ばなし』(横山重氏蔵本)・『明心宝鑑』(長澤規矩也氏蔵本)を写真複製して収録し,解説を付したもの。
【3】可笑記大成―影印・校異・研究― 昭和49年4月30日,笠間書院発行。(田中伸・深沢秋男・小川武彦 編著) 11000円。第1編 本文・校異,第2編 万治2年版挿絵について,第3編 『可笑記』の研究。文部省助成出版。
【4】新可笑記 昭和49年10月25日,勉誠社発行,9500円。(近世文学書誌研究会編,近世文学資料類従・西鶴編・11)『新可笑記』(横山重氏蔵本)を写真複製して収録し,解説を付したもの。
【5】江戸雀 昭和50年11月23日,勉誠社発行,10000円。(横山重監修、近世文学書誌研究会編,近世文学資料類従・古板地誌編・9)『江戸雀』の初印本(横山重氏蔵本)を写真複製して収録し,解説を付したもの。『江戸雀』の著者が「近行遠通」であることを解明した。
【6】可笑記評判(上) 昭和52年1月25日,勉誠社発行,10000円。(近世文学書誌研究会編,近世文学資料類従・仮名草子編・21)
【7】可笑記評判(中) 昭和52年2月25日,勉誠社発行,10000円。(近世文学書誌研究会編,近世文学資料類従・仮名草子編・22)
【8】可笑記評判(下) 昭和52年3月25日,勉誠社発行,10000円。(近世文学書誌研究会編,近世文学資料類従・仮名草子編・23)『可笑記評判』(名古屋大学図書館蔵本)を写真複製して収録し,解説を付したもの。
【9】井関隆子日記(上) 昭和53年11月30日,勉誠社発行,4500円。『井関隆子日記』(桜山文庫蔵本,現在,昭和女子大学図書館蔵)を全文校注し,解説を付したもの。天保11年の4冊分を収録。
【10】井関隆子日記(中) 昭和55年8月30日,勉誠社発行,4500円。『井関隆子日記』天保12年・13年の4冊分を収録。巻末に「鹿島則文と桜山文庫」を収録。
【11】井関隆子日記(下) 昭和565年6月5日,勉誠社発行,4500円。『井関隆子日記』天保14年・15年の4冊分を収録。巻末に索引と「井関隆子関係資料(補訂)」を収録。
【12】近世木活図録 昭和59年5月31日,青裳堂書店発行,5500円。(日本書誌学体系・37 朝倉治彦・深沢秋男 編)国会図書館所蔵の近世木活字本,123種の図版を収録し,解説を付したもの。
【13】桜山本 春雨物語 昭和61年2月25日,勉誠社発行,12000円。桜山文庫所蔵の,文化5年本・春雨物語を複製(2色刷)し,研究篇には,1,『春雨物語』の諸本。2,『春雨物語』の本文校訂。3,文化五年本の書誌・概観。4,桜山文庫本の書写者・墨筆と朱筆の原本・主筆の原本。5,桜山文庫本と西荘文庫本。6,桜山文庫本と漆山本。7,まとめ(文化五年本系統図)。を収める。
【14】仮名草子集成・10巻 平成元年9月30日,東京堂出版発行,15000円。(朝倉治彦・深沢秋男 編)『をむなかゝみ』『女五経』『をんな仁義物語』『女みだれかミけうくん物語』『有馬山名所記』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【15】仮名草子集成・11巻 平成2年8月25日,東京堂出版発行,15000円。(朝倉治彦・深沢秋男 編)『芦分船』『大坂物語』(古活字版第2種,菊池真一校訂解題)『大坂物語』(写本,青木晃校訂解題)『女式目 并 儒仏物語』『女式目』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【16】仮名草子集成・12巻 平成3年9月25日,東京堂出版発行,15000円。(朝倉治彦・深沢秋男 編)『怪談全書』『恠談』(写本・片仮名本)『恠談』(写本・平仮名本)『怪談録』『幽霊之事』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【17】仮名草子集成・13巻 平成4年8月20日,東京堂出版発行,15000円。(朝倉治彦・深沢秋男 編)『海上物語』『戒殺放生物語』『怪談録前集』『奇異怪談抄』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【18】鹿島則孝と『桜斎随筆』 平成5年6月25日,(私家版)非売品。桜山文庫(鹿島則良氏)所蔵の『桜斎随筆』(鹿島則孝編著,写本,全60冊,3509丁)の書誌・総目録,鹿島則孝略伝等を収録。
【19】仮名草子集成・14巻 平成5年11月20日,東京堂出版発行,18000円。(朝倉治彦・深沢秋男 編)『鑑草』『可笑記』『戒殺放生文』(影印)の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。小川武彦氏「浅井了意『戒殺物語・放生物語』と□宏『戒殺放生文』」を収める。
【20】仮名草子集成・15巻 平成6年12月10日,東京堂出版発行,18000円。(朝倉治彦・深沢秋男 編)『可笑記評判』(巻1〜巻7)の本文を翻刻収録。
【21】仮名草子集成・16巻 平成7年9月5日,東京堂出版発行,18000円。(朝倉治彦・深沢秋男 編)『可笑記評判』(巻8〜巻10)『可笑記跡追』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【22】仮名草子集成・17巻 平成8年3月20日,東京堂出版発行,18000円。(朝倉治彦・深沢秋男 編)『花山物語』『堅田物語』『仮名列女伝』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【23】仮名草子集成・18巻 平成8年9月20日,東京堂出版発行,18000円。(朝倉治彦・深沢秋男 編)『かさぬ草紙』『枯書き杌集』『かなめいし』『鎌倉物語』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【24】仮名草子集成・19巻 平成9年3月20日,東京堂出版発行,18000円。(朝倉治彦・深沢秋男 編)『葛城物語』『河内鑑名所記』『堪忍弁義抄』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【25】仮名草子集成・20巻 平成9年8月30日,東京堂出版発行,18000円。(朝倉治彦・深沢秋男 編)『勧孝記』『堪忍記』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【26】仮名草子集成・21巻 平成10年3月20日,東京堂出版発行,18000円。(朝倉治彦・深沢秋男 編)『仮枕』『奇異雑談』(写本)『奇異雑談集』(刊本)の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【27】仮名草子集成・22巻 平成10年6月25日,東京堂出版発行,17500円。(朝倉治彦・深沢秋男・柳沢昌紀 編)『祇園物語』『京童』『京童跡追』『清水物語』(各版本)の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【28】神宮々司拝命記 平成10年7月25日,(私家版)非売品。(鹿島則良・加藤幸子・深沢秋男 編著)。 桜山文庫所蔵の,鹿島則孝編著『神宮々司拝命記』を全文翻刻収録し,解説・参考写真を付す。
【29】桜斎随筆・1巻〜6巻 平成12年11月10日、本の友社発行、120000円。(鹿島則良・深沢秋男 編)。手違いで、奥付に、編者名が無い。
【30】桜斎随筆のしおり 平成12年11月10日、本の友社発行、【29】の附録。(鹿島則良・深沢秋男 編著)
【31】桜斎随筆・13巻〜18巻 平成13年11月10日、本の友社発行、120000円。(鹿島則良・深沢秋男 編)
【32】桜斎随筆・7巻〜12巻 平成14年11月10日、本の友社発行、120000円。(村上直・深沢秋男 編)
【33】井関隆子の研究 平成16年11月1日 和泉書院発行、10000円。
【34】仮名草子研究文献目録 平成16年12月1日、和泉書院発行、3800円。(菊池真一・深沢秋男 編)
【35】仮名草子研究叢書・1巻〜8巻 平成18年2月25日 クレス出版発行、85000円。(菊池真一・深沢秋男 編)
【36】仮名草子集成・41巻 平成19年2月28日,東京堂出版発行,17500円。(花田富二夫・入口敦志・菊池真一・中島次郎・深沢秋男 編)『新語園』『十二関』『衆道物語』『親鸞上人記』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【37】仮名草子集成・42巻 平成19年7月25日,東京堂出版発行,17500円。(深沢秋男・伊藤慎吾・入口敦志・花田富二夫 編)『四しやうのうた合』『四十二のみめあらそひ』『水鳥記(寛文7年版)』『水鳥記(松会版)』『杉楊枝』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【38】浅井了意全集・仮名草子編・1巻 平成19年8月,岩田書院発行,15000円。(岡雅彦・小川武彦・湯浅佳子・深沢秋男 編)『堪忍記』『孝行物語』『浮世物語』『浮世ばなし』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【39】旗本夫人が見た江戸のたそがれ 井関隆子のエスプリ日記 平成19年11月20日,文藝春秋発行、730円。平成20年4月25日、6刷発行。
【40】斎藤親盛(如儡子)伝記資料 平成22年10月25日、近世初期文芸研究会発行、非売品。
【41】浅井了意全集・仮名草子編・3巻 平成23年5月,岩田書院発行,18800円。(花田富二夫・土屋順子・深沢秋男 編)『可笑記評判』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【42】仮名草子集成・47巻 平成23年6月30日,東京堂出版発行,18000円。(深沢秋男・伊藤慎吾・入口敦志・花田富二夫・安原真琴・和田恭幸 編)『醍醐随筆』『大仏物語』『沢庵和尚鎌倉記』『糺物語』『たにのむもれ木』『竹斎東下(写本)』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【43】如儡子百人一首注釈の研究 平成24年3月20日、和泉書院発行、12000円+税。
【44】仮名草子集成・49巻 平成25年3月30日,東京堂出版発行,18000円。(深沢秋男・伊藤慎吾・入口敦志・中島次郎・柳沢昌紀 編)『智恵鑑』(巻6〜巻十)・『竹斎』(寛永整版本)・寛文板『竹斎』全挿絵・『竹斎』(奈良絵本)・『長斎記』・『長者教』・『長生のみかど物語』の本文を翻刻収録し,解説と参考写真を付す。
【45】浅井了意全集・仮名草子編・5巻 平成27年9月,岩田書院発行予定,18800円。(責任編集 深沢秋男、翻刻・解題担当 江本裕・花田富二夫・安原眞琴・渡辺守邦)『やうきひ物語』『伽婢子』『狗張子』の本文を翻刻収録し、解題と写真を付す。
■雑誌論文等 70点余。『文学研究』『近世初期文芸』『学苑』『芸文稿』等に発表。
★参考 「自著を語る」 → 『芸文稿』第1号(平成20年4月)
★参考 「仮名草子研究の思い出(昭和女子大学最終講義)」→ 『芸文稿』第7号(平成26年6月)
〔情報発信〕
【1】 学術雑誌『近世初期文芸』編集発行(昭和44年・1969創刊)
2014年12月、第31号発行
【2】 文芸雑誌『芸文稿』発行(平成20年・2008創刊)
2015年7月、第8号発行
【3】 ホームページ「近世初期文芸研究会」(平成11年、1999、開設)
2015年8月現在のアクセス、180000
【4】 ブログ「fuakiの日記、写真付き」「傀儡子の日記」
〔参考事項〕
〔1〕 平成11年度、センター入試に『井関隆子日記』出題
〔2〕 平成20年度、明治大学入試に『井関隆子日記』出題
〔3〕 平成23年度、京都大学入試に『井関隆子日記』出題
〔4〕 平成22年度香川県公立高校の入学者選抜学力検査に『可笑記』出題
〔5〕 平成23年度京都府公立高校の入学者選抜学力検査に『可笑記』出題
〔6〕 平成23年10月23日、酒田市の上日枝神社境内に、「齋藤筑後守記念碑」建立
〔7〕 平成26年度京都府公立高校の入学者選抜学力検査に『可笑記』出題
〔8〕 平成27年6月 二本松 松岡寺 斎藤家墓所、最終補刻完了
〔趣味等〕
◎カメラ NIKON−F〜F6。D−100。D−300。レンズは全てニッコール。
◎コピー機 RICOH−IMAGIO−MF2230(リース)。
◎パソコン インターネット専用、原稿作成専用の2セット、いずれもデスクトップ。他に予備のノート。 周辺機器一式。
◎遊印 冨樫省艸等刻、約400本。印泥は西玲印社。100本は公開中→「近世初期文芸」http://www.ksskbg.com/index.htmlの「篆刻遊印」・「篆刻遊印2」 。
◎造本 自著刊行の折は、出版社から刷り本をもらって、栃折久美子ルリユール工房で修業した安井康子氏にパッセ・カルトンで製本してもらっている。現在8冊。
◎外国 グアム、インドネシア、ギリシア、中国、ドイツ、オーストリア、チェコ、ハンガリー、スペイン、フランス、スイス、韓国。すべて遊びのツアー。
◎国内 仮名草子等の作品の諸本調査のため、全国各地を訪問している。ただし、大学か図書館が中心。
ブログ閲覧の皆様に感謝
ブログ、アクセスの皆様に感謝
●今度、私はインターネットから撤退することにした。HP「近世初期文芸研究会」を通して、情報発信し、同時に、研究上の情報を収集してきたが、同時に、ネット上にブログを書き込み、多くの写真などの画像を発信してきた。14年間の記録である。膨大な記録ではある。アクセスされる方々にとっては、愚にもつかない、何の役にも立たない日録であるが、私にとっては、事実の記録ゆえ、後で、大いに参考になる。
●今月の、アクセス数は、1日〜17日まで、2442÷17=143 となる。これに FUAKIの日記 のアクセスがプラスされることになる。多いのか少ないのか、わからないが、参考になったのか、迷惑だったのか、これもわからない。とにかく、時間を浪費させてしまって、申し訳ないと思います。
●長い間、有り難うございました。このサイトが消滅するまで、書き込む事があれば書き込みたい。プロバイダー等の契約は、8月末日です。
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傀儡子の日記 アクセス記録
08月1日(土)» PCのアクセス数 89
08月2日(日)» PCのアクセス数 177
08月3日(月)» PCのアクセス数 108
08月4日(火)» PCのアクセス数 102
08月5日(水)» PCのアクセス数 111
08月6日(木)» PCのアクセス数 306
08月7日(金)» PCのアクセス数 214
08月8日(土)» PCのアクセス数 152
08月9日(日)» PCのアクセス数 180
08月10日(月)» PCのアクセス数 132
08月11日(火)» PCのアクセス数 141
08月12日(水)» PCのアクセス数 143
08月13日(木)» PCのアクセス数 134
08月14日(金)» PCのアクセス数 149
08月15日(土)» PCのアクセス数 118
08月16日(日)» PCのアクセス数 105
08月17日(月)» PCのアクセス数 81
インターネット撤退
インターネット撤退
●私は、もう老齢であるので、このあたりで、インターネットから撤退することにした。2015年8月末日をもって、インターネットを完全にやめることにした。今年の年初から、諸方面に、順次連絡してきたので、情報提供もほぼ、無くなった。予定通りの進行である。
●私の、ネット上での情報収集は、かなり前からである。国文研で情報発信し始めた頃である。最初は、昭和女子大学の国文科の名義で登録し、続いて、深沢個人で登録した。その後、菊池先生の御配慮で、「近世初期文芸研究会」のHPを開設した。内容の追加更新は、全て、掲示板を通して、菊池先生にお願いしてきた。この方が、更新状況を知らせる上でも効果的だと考えたからである。
●「近世初期文芸研究会」のコンテンツもかなりの容量になった。国会図書館など、公共的な機関でも登録しているので、この内容を、一方的に閉鎖しては迷惑をかけるかもしれない。そこで、このサイトの内容を、菊池先生にお願いして、「J−TEXTS」にコピーして収録して頂いた。
●これで、サイト閉鎖についての処理は、ほぼ終ったと言える。物事は、始めよりも終りが肝心である。これで、まずまずの処理をしたことになると思うが、ご迷惑をお掛けしたら、申し訳ない。この場をかりて、前もってお詫びしておく。
●拙い、内容のHPで、いろいろ、御配慮を賜った方々に、改めて御礼申し上げます。
終活本丸
終活本丸
●私にとって、終活の本丸は、何と言っても蔵書の処置である。これまでも、蔵書の移動は何回かあった。大きなところでは、研究室が大学3号館から大学1号館に移動になった時。適宜、卒論担当の学生に手伝わせるように、との連絡があったが、国文科の中では、私が群を抜いて大量だった。どの段ボールにも「深沢」と書いてある。顰蹙を買うのは必定。そこで、日曜日の誰も居ない日に、息子と息子の友人に手伝ってもらって、1号館の副学長の岡村先生の、理系の広い研究室に、一旦保管させてもらった。9階の研究室への移動は、土日に一人で、少しずつ運んだ。
●この時、部屋の片面全面に、天井までのスチールの本棚を購入、これで、だいぶ沢山の本や雑誌が保管できた。この頃、研究室で蔵書が多かったのは、歴文の本多先生と私ではなかったかと思う。
●定年の少し前、上海交通大学へ、研究室の書籍、約1000冊を寄贈した。運賃は大学で負担してくれた。後で、先方から、寄贈証明書のような立派な書状を貰って恐縮した。残りの書籍は、必要なものは、自宅に宅急便で送り、残りは、関係者や、学生に差し上げた。
●今度は、最終処分ゆえ、大量で、大変である。書籍・雑誌のほかの資料が膨大である。私は、1冊の本を出すと、その関係資料を1つ〜3つの段ボールに入れて保管していた。雑誌関係の資料も沢山ある。これらは、既に、前々から整理して、150箱くらい、資源ごみ出した。私は、雑誌も3つ出していたので、この在庫の処分も大変だった。4000冊と、8000冊を2回に分けて、資源ごみに出した。
●今回の蔵書の最終処分も、6日間、飛び飛びでかけて、ようやく、本日目鼻がついた。大量の書籍を処分するのは心がいたむけれど、仕方の無いことである。あとは、古書店さんにお任せする。とにかく、精神的にも肉体的にも疲れた。
死去ネット
●私は、毎朝、仏壇に向かって、蝋燭をともし、線香を立て、家内の祖父母、父母、私の祖父母、父母、他界した兄姉、姪など、沢村家、吉田家、深沢家、渡辺家、佐野家、など、自分の係累の他界された方々にたいして、お祈りをする。次に、珈琲を飲んで、パソコンに向かって、「死去ネット」を開き、斎藤親盛、井関隆子、鈴木重嶺の霊に対して、香を手向け、花を上げる。それから、メールを確認して、研究の机に向かう。程なく眠くなり、一眠り、頭が冴えたら、また原稿を書く。
●私が、死去ネットに登録したのは、次の3名である。
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1 斎藤親盛(如儡子) さいとう ちかもり
1603 - 1674
仮名草子作者
亡くなってから341年150日過ぎました。
71歳で亡くなりました。
1603年に誕生、1674年03月08日に亡くなりました。
生誕412年が経過しました。没後341年が経過しました。
暮らした時代は、慶長 から 延宝 です。
斎藤親盛(如儡子)さんについて
近世初期、出羽の酒田に生まれた。庄内、川北奉行、斎藤筑後守広盛の長男。最上家親に仕える。最上家57万石が1万石に改易された時、浪人となる。苦しい浪人生活の中で、仮名草子『可笑記』や、『砕玉抄』『堪忍記』『百八町記』などを著作した。
齋藤家 墓所 参詣
2015年6月23日、二本松、松岡寺の齋藤家のお墓にお参りしました。
齋藤家第13代豪盛氏御夫妻と、私たち夫婦の4人です。齋藤氏ご夫妻が招待して下さいました。
第二墓誌の裏面に、その後の状況を新たに追加しました。
これで、豪盛氏と私の研究は一段落しました。
以上、御報告申し上げます。
2015.01.01 ID:137550
akiofukasawa
昨日、第13代・齋藤豪盛氏から電話があり、齋藤家御先祖の代々の上に話題が及びました。御報告致します。
2014.09.23 ID:134816
akiofukasawa
父、斎藤筑後守広盛の伝記、『世臣伝』に基づいての検証、最上家改易までまとめました。171枚、昨日、印刷所へ入稿しました。これで、父上の伝記はほぼ、終りました。御報告申し上げます。
2014.08.30 ID:134146
akiofukasawa
父・斎藤筑後守広盛の長谷堂合戦の頃の活躍の様子が、検証できました。『世臣伝』の拠り所となった、斎藤家の記録は、貴殿が書いたのではありませんか。私は、そのように考えるようになりました。
2014.05.24 ID:131154
akiofukasawa
●笠谷和比古氏が『武士道 侍社会の文化と倫理』の中で、『可笑記』の意見を取り上げています。御報告いたします。
2014.04.03 ID:93018
akiofukasawa
武州川越の豪商、榎本弥左衛門の記録『榎本弥左衛門覚書』の、正保2年の条に「心のうちに詮議仕り候らえども、合点参らず候につき、落ち着き申さざる所に、『可笑記』を読み候らいて、心落ち着き申し候也。」と書かれています。御報告いたします。
2014.03.22 ID:92738
akiofukasawa
●東京都中央区立泰明小学校の『泰明だより』平成26年3月号に、校長・和田利次先生の生徒に贈ることばで「礼儀と云うは、むかいの人によっておこない、時にしたがっておこなう、万事一ぺんに心得べからず」(如儡子『可笑記』)と書いています。これは『可笑記』巻2の48段にあるものです。貴殿の書いた言葉が現在も活用されていることを報告します。
2014.02.14 ID:92136
akiofukasawa
現在、私は、ライフワークとしての『如儡子・斎藤親盛の研究』を執筆中です。貴殿は、『徒然草』と共に『甲陽軍鑑』をよく読んで利用しましたね。尊敬します。
2013.12.20 ID:91279
akiofukasawa
『近世初期文芸』第30号に、斎藤広盛と藤島城のことを掲載しました。貴殿の伝記資料も少しずつ充実しています。
2013.11.05 ID:90466
akiofukasawa
『可笑記』が、平成22年度香川県公立高校入試、平成23年度京都府公立高校入試に出題されました。
2013.11.02 ID:90402
深沢秋男
近世初期の激動の社会を生き抜いた人生に敬意を捧げます。大学3年の時、仮名草子『可笑記』に出会えたことを幸せだと思っています。
斎藤親盛(如儡子)さんのお墓について
松岡寺
二本松市松岡77
■山形県酒田市、上日枝神社境内に「齋藤筑後守記念碑」が建立されている。
2 井関隆子 いせき たかこ
2013.11.02 ID:90401
お悔やみ申し上げます
1785 - 1844
幕末 歌人
亡くなってから170年279日過ぎました。
59歳で亡くなりました。
1785年06月21日に誕生、1844年11月01日に亡くなりました。
生誕230年が経過しました。没後170年が経過しました。
暮らした時代は、天明 から 弘化 です。一覧
次の法要は28年92日後、2043年11月01日の二百回忌です 一覧
井関隆子さんについて
井関隆子は、庄田家に生まれ、幼名をキチという。松波家に嫁いだが離縁。後、井関家に嫁ぐ。晩年の5年間に日記を付けた。『井関隆子日記』という。その他、『さくら雄が物かたり』『神代のいましめ』『いなみ野』などの創作がある。
法名は「知清院殿悟菴貞心大姉」である。
akio fukasawa
鈴木よね子氏は、『井関隆子日記』について、「変化しつつある社会を政治も含めて見聞し、また多くの書物を読み、それらについて思索しながら膨大な日記を書き続けた。その文体は町子や麗女と相違して、和文である必要性はなかった。平易でありながら行き届いたものであり、近世における女性の随想文の一つの到達点としても良いだろう。思索の内容は、政治社会論や女性論に注目すべきものがある。」と述べています。
『井関隆子日記』の文章は、決して、当時の国学者の多用した擬古文ではありません。言ってみれば、古代語ではなく、近代語の文章なのだと思います。これが、文学史的には価値のあることである、そのように、私は考えて、この日記を評価したのです。
2014.12.27 ID:137406
akiofukasawa
●歴史学研究会編、高埜利彦責任編集、2006年12月8日、岩波書店発行の『日本史史料 3 近世』の中の、第4章、第3節天保改革の条に、貴女の日記の記録が参考文献として、採録されました。貴女の意図は有効でした。御報告します。
2014.02.19 ID:92202
akiofukasawa
40年前は、無名の存在だった、あなたですが、今は、かなり知れ渡りました。おそらく、幕末の文人の一人として、永遠に伝わるでしょう。
2013.12.20 ID:91274
akiofukasawa
『井関隆子日記』も諸方面で活用されています。昨日は、「仁杉五郎左衛門研究」というサイトで、8箇所も引用されていました。御報告します。
2013.11.04 ID:90443
akiofukasawa
『井関隆子日記』(3巻、1978〜1981、勉誠社)、『井関隆子の研究』(2004、和泉書院)、『旗本夫人が見た江戸のたそがれ――井関隆子のエスプリ日記』(2007、文芸春秋)が刊行され、一般に認知されるようになりました。
2013.11.03 ID:90428
akiofukasawa
『井関隆子日記』は、大学センター試験、明治大学、京都大学入試、に出題されました。
2013.11.01 ID:90385
深沢秋男
生誕228年、没後169年が経ちました。私は『井関隆子日記』に出会えて、幸せな研究生活が出来ました。こころから感謝申し上げます。
2013.10.29 ID:90334
深沢秋男
素晴らしい文学を有り難うございました。
2013.07.01 ID:25551
お悔やみ申し上げます
井関隆子さんのお墓について
喜運寺
東京都文京区白山2−10−3
3 鈴木重嶺(翠園) すずき しげね(すいえん)
1814 - 1898
佐渡奉行・歌人
亡くなってから116年254日過ぎました。
84歳で亡くなりました。
1814年06月24日に誕生、1898年11月26日に亡くなりました。
生誕201年が経過しました。没後116年が経過しました。
暮らした時代は、文化 から 明治 です。一覧
次の法要は32年118日後、2047年11月26日の百五十回忌です
鈴木重嶺(翠園)さんについて
鈴木重嶺、翠園に関しては、深沢秋男「鈴木重嶺(翠園)伝記研究序説」(『文学研究』第92号、平成16年4月)がある。
また、鈴木重嶺関係資料は、昭和女子大学図書館所蔵の「翠園文庫」がある。2015.07.14 ID:143931
先日、教え子の乃村さんが、お墓にお参りして下さいました。奇麗な花をお供えし、顕彰会が建てた案内標識もきれいにして下さいました。
2014.09.06 ID:134338
本日、教え子のNさんとSさんが、全龍寺のお墓にお参りしてくれました。御住職様もお元気だったそうです。
2013.11.04 ID:90442
新大久保の菩提寺・全龍寺の墓所には、「鈴木重嶺顕彰会」によって、翠園の顕彰案内標識が建てられました。佐渡市教育委員会・法政大学名誉教授・村上直、昭和女子大学名誉教授深沢秋男、によるものです。
2013.11.03 ID:90429
鈴木重嶺関係資料は「翠園文庫」として昭和女子大学図書館に所蔵され、永久保存されます。旧派歌人として伝えられるでしょう。2013.11.02 ID:90407
御子孫の松本誠先生との関係で、最後の佐渡奉行・鈴木重嶺に巡り会いました。優れた幕臣としての働きと、歌人としての活躍に敬意を捧げます。
鈴木重嶺の墓
東京都新宿区大久保 1−16−15 全龍寺
祝優勝 専修大学松戸高校 千葉県大会
祝優勝 専修大学松戸高校 千葉県大会
●高校野球の千葉県大会で、専修大学松戸高校が優勝した。私は、特に高校野球に興味がある訳ではない。しかし、専大松戸と言われると、すぐ石澤豊先生を思い出す、石澤先生は、長年、専修松戸に勤務された。野球が好きだったが、国語の担当なので、野球部の係をしたか否かは解らない。しかし、今回のニュースを聞けば、先生は飛び上がって喜ぶに違いない。山形の天童と言えば石澤先生を思い出し、専大松戸と言えば石澤先生を思い出す。だから、今回の専大松戸の優勝は、とても嬉しい。
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第97回全国高校野球選手権千葉大会は26日、QVCマリンフィールドで決勝があった。悲願の初優勝を目指す専大松戸と4年ぶりの優勝を狙う習志野の一戦を見ようと、球場に大勢の観客が訪れた。習志野が先手を取ったが、専大松戸は3点を追う七回に打者一巡の猛攻で一挙7点。そのまま逃げ切り、初の全国選手権大会出場を決めた。同大会は8月6日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する。抽選会は同3日に大阪市内である。 【朝日新聞 より】
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●石澤豊先生は、法政大学の先輩である。長年、専修大学松戸高校で教職に就いておられたが、昭和51年(1976)に逝去なされた。46歳の若さであった。重友先生の主宰された、日本文学研究会では、石澤先生に貴重な御指導を賜った。先生のご研究のテーマは、壮大なものであった。万葉集時代から近代までの、日本人の心の底に流れる思潮の解明だった。
●野球大好きの石澤先生が、今回の千葉県大会優勝の報に接したならば、大喜びで、早速、祝杯を上げ、最上川舟歌を歌って下さるものと思う。