『徳川「大奥」事典』 刊行

東京堂出版から、『徳川「大奥」事典』が刊行された(2015年1月30日発行、定価5800円+税)。今日、届いた。早速、あちこち覗いたが、実に便利な事典である。内容の概要は次の通り。
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第一部 江戸城「大奥」 ………………………………………   1

 第1章 大奥の制度 …………………………………………   3  
 第2章 大奥勤め ……………………………………………  51
 第3章 政治と事件 …………………………………………  81 
 第4章 経済と社会 ………………………………………… 115
 第5章 文化と風俗 ………………………………………… 139 
 第6章 通過儀礼 …………………………………………… 175

 第二部 将軍と「大奥」 …………………………………… 195
 第7章 将軍をめぐる女性 ………………………………… 197
 第8章 江戸初期の大奥―家康・秀忠・家光・家綱― ……… 223
 第9章 江戸中期の大奥―綱吉・家宣・家継・吉宗― …… 249
 第10章 江戸後期の大奥―家重・家治・家斉・家慶― …… 269
 第11章 幕末期の大奥―家定・家茂・慶喜― …………… 285
  
第三部 大名家の「奥」 ……………………………………… 305
 第12章 大名奥向と政治・経済・社会 …………………… 307
 第13章 大名奥向の世界 ………………………………… 317

付録
 徳川将軍妻妾一覧
 徳川将軍家子女一覧
 尾張徳川家妻子一覧
 紀伊徳川家妻子一覧
 水戸徳川家妻子一覧
 徳川「大奥」関係 主要文献一覧

人名索引
執筆者・協力者
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●私は、40年前に、幕末の旗本夫人の日記、全12冊に注を加えて出したが、大変苦労した。語注は固有名詞に限定したが、それでも大変な作業だった。ひまひまには、江戸城を歩き回って、位置関係などを確認した。徳川家慶正室有栖川宮の葬儀の時、葬列は、平河門から出て上野の東叡山へ向かうが、上梅林門から下梅林門を通る。現地に行ってみたが、大した坂ではなく門も無かった。
●今度出た、事典があれば、かなり助かったと思う。この事典には、私の出した、『井関隆子日記』『井関隆子の研究』『旗本夫人が見た江戸のたそがれ』も参照されていて、嬉しかった。
★本書の詳細  →http://www.ksskbg.com/sonota/shin.htm


■『徳川「大奥」事典』