『文学界』2月号 増刷

●『文学界』2月号が、創刊以来はじての増刷をするという。お笑い芸人、又吉直樹氏の『火花』という創作が掲載されたためらしい。『文学界』は文藝春秋から1933年に創刊された。現在、1万部を発行しており、増刷は、創刊以来初めてだという。テレビにもよく出ている、又吉氏の作品ゆえ、多くの読者が買ったのだろう。アマゾンの中古で5800円だった。
●『群像』『文芸』『新潮』『すばる』『文学界』などの文芸雑誌は、私なども、大学生の頃から、よく読んでいるが、発行部数は、こんなものであり、増刷などは、殆ど無くて、今度のように、ニュースになる。しかし、日本の作家の活躍の場であり、新人作家の登竜門でもある。各出版社は大切にしてもらいたい。国文学の世界では、文学の不人気で、『国文学』も『解釈と鑑賞』も休刊してしまった。寂しい。もっと、もっと、【文学】を大切にして貰いたい。
朝日新聞

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