研究室の書籍・雑誌

●教え子の小林さんが、思わぬプレゼントを贈ってくれたので、そのお礼の返信に、「本年の計画 50年」を同封したところ、さらにお手紙をくれて、このように、講義や研究でお忙しい中、私たち学生に対し、いつも懇切丁寧に御指導下さり、改めて感謝申し上げます。という、お言葉を頂いた。こちらこそ、感謝の思いがこみ上げてくる。
●私は、原則、大学の研究室で、自分の研究はしない事にしていた。学生が、研究室に来ても、今、研究で忙しい、とは、一度も言った経験が無い。第一、研究室の書籍・雑誌は、授業用か学生指導用のものが主体で、自分の研究の資料は殆どおかなかった。研究室では、随想や事務的な文章、雑文は書いたが、論文は原則的に書かなかった。
●定年退職の時、一般的な書籍を、昭和女子大学と姉妹校の関係にある、上海交通大学へ寄贈した。これには、国際交流センターのお世話になった。送料は全て大学が負担してくれた。後日、上海交通大学から、立派な御礼状が届いた。その外の雑誌などは、研究室の前の廊下に出して、「捨てるものです、よろしかったら、どうぞ」とメモしておいた。結構、何方かが持って行ってくれた。学生が、ワイワイ言いながら選択して持って行った事もあり、これは嬉しかった。もちろん、定年後に使用するものは、宅急便で自宅へ送った。ダンボール箱で80箱位だったと思う。
■平成10年頃の研究室


■書棚に掛かっている革のカレンダーは、
 副学長の岡村浩先生から、毎年頂いていた。

■机の左には、恩師・重友先生の写真を置いて、
 日々、恥ずかしくない行動をしていた。

上海交通大学からのお礼状