NHK大河ドラマ 花燃ゆ

●教え子の小林さんから『楫取素彦読本』を頂いた。中村紀雄著、群馬県教育委員会前橋市教育委員会監修、2012年8月14日・第1刷発行、2014年10月20日・第10刷発行、頒価310円。「吉田松陰との絆を活かして、新しい群馬の扉を開いた人」とサブタイトルにある。
楫取素彦は、文政12年(1829)、山口県萩市に生まれる。明治9年(1876)群馬県令となる。大正元年(1912)死去。84歳。吉田松陰と親交があり、松陰の妹・寿を妻とし、寿没後、その妹・文を後妻に迎えている。この妹・文が、来年のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』のヒロインである。
前橋市大手町にある、浄土真宗本願寺派、清光寺は、小林さんの家の菩提寺であるという。その清光寺の建立に際して、楫取素彦の妻・寿夫人が、大変尽力されたということである。そのような経緯があるので、来年の大河ドラマの、群馬時代には、あるいは、この清光寺に関することも登場するのではないか、と小林さんは伝えてきた。小林さんは、大学の頃、マンドリンギタークラブのリーダー的存在であったが、同時に、歴史にも興味があり、このような便りをくれた。
大河ドラマ『花燃ゆ』の幕末維新は、井関隆子や鈴木重嶺の時代でもあるので、私も、興味がある。テレビのドラマは、もちろん作り物ではあるが、時代考証など、意外にしっかりしているので、参考になるところがある。私は、その意味でも、近世初期の、武田信玄上杉謙信織田信長豊臣秀吉徳川家康など、よく見るようにしている。また、幕末では、徳川家斉篤姫勝海舟なども見ている。江戸城の大奥のことなど、大変参考になる。
■『楫取素彦読本』

前橋市大手町、清光寺
 小林さんが撮影した案内板

■NHK 大河ドラマ『花燃ゆ』