『近世文学研究』 第6号 発行

●島本昌一氏が主宰される、文学史探究の会の『近世文学研究』第6号が発行された。2009年に創刊号を出してから、ほぼ1年に1号ずつ、順調に発行されてきた。内容は、号を重ねる毎に充実し、第6号は次の通りである。近世から近代への境界に焦点を当てるという意図の下に創刊された雑誌で、着々と実績を積んできた。A5判で120頁である。この号には、6点の論文、2点のエッセイが掲載された。前号に続き掲載されている、深沢眞二氏・深沢了子氏の、百韻注釈は特に労作だと思う。この学術雑誌の今後のさらなる発展を願う。


『近世文学研究』 第6号       

文学史探究の会 平成26年11月20日 発行

目 次

○根岸子規庵新年発会 …………………………… 和田 克司

○蕪村の中の芭蕉 ………………………………… 中野 沙恵
  ――書簡を中心に―― 

○幻住庵で聴いた蝉の声とは …………………… 木村 遊幻
  ――芭蕉発句愚考――

桃山時代の文事より元禄文学へ ……………… 島本 昌一

○谷口重以編『百人一句』私注 三 …………… 松田佐登美

○宗因独吟「来る春や」百韻注釈 ……………… 深沢 眞二
                       深沢 了子
 
〈エッセイ〉
○三味線多彩 ……………………………………… 日暮  聖

芭蕉の旅 山頭火の旅 ………………………… 本園 明子

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■講読について

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             獺祭堂
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