『文化研究』 第13号 発行

亀山市の芸術文化協会から発行されている『文化研究』第13号が発行された。この研究誌は、亀山の文化に関する文化・文学に関する内容で、主として、八木淳夫氏が中心になって研究成果を掲載している。この第13号の目次を掲げると以下の如くである。
。。。。。。。。。。。。。。
目  次

1、 本久寺の半鐘のこと(中間報告) ……………… 木塚 晴三  

2、 翻刻 『伊勢国亀山城来歴・亀山賦』 ………… 八木 淳夫  

翻刻 『伊勢鈴鹿能褒野武備神社記』 …………… 八木 淳夫  

●『亀山録』(澤熊山著)を読む ……………………… 八木 淳夫 

亀山藩士の碑文を読む(諸寺編) ………………… 八木 淳夫
  
伊勢亀山藩士系譜集(生田・柴田・河原・小寺) … 八木 淳夫 

翻刻『武徳香勲録』(生田重勝編輯) ……………… 八木 淳夫 
     
● 不平士族、生田弥太郎の兵制論 …………………… 八木 淳夫 

翻刻・石川憲之公御筆「夢浮橋」 ………………  八木 淳夫 
  
●復刻「巷説勢州剣豪伝」(高島末登著) ………… 八木 淳夫 

●「亀山十二景詩」(辻本耕堂作)を読む ………… 八木 淳夫 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
●八木淳夫氏の研究と言ってもいいだろう。実は、八木氏は、仮名草子に関する貴重な資料を『近世初期文芸』にも寄稿して下っている。この号の内容を通覧すると、亀山市の歴史文化に関して貴重な資料の多くが紹介されている。
翻刻・石川憲之公御筆「夢浮橋」は、『源氏物語』の「夢浮橋」の写本の紹介である。上段に翻字、中段に原本の影印、下段に校訂、を掲げている。この書写本が『源氏物語』のどの系統の本文かわからないが、有り難い紹介である。
●八木氏は、この『文化研究』は、この第13号が最終号だと記しておられる。長い研究生活の終りを告げるものであろうか。現在の私と共通しているようで、ジーンとくるものがある。

★詳細 → http://www.ksskbg.com/kanabun/news2.html
■『文化研究』第13号

■石川憲之公御筆「夢浮橋」