出羽三山の胎内くぐり

●「荘内日報」が出羽三山神社の伝統的行事、山伏修行「秋の峰」のあったことを報じている。
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「擬死再生」荒行に156人 出羽三山神社「秋の峰」始まる
 出羽三山神社(宮野直生宮司)の山伏修行「秋の峰」が26日、出羽三山を舞台に始まった。海外を含む県内外の156人が「擬死再生」の荒行に挑んでいる。
 同神社の山伏修行は、出羽三山の開祖・蜂子皇子による羽黒古修験道を受け継ぐとされる。「秋の峰」は羽黒修験の四季の峰のうち、一般に公開された最大級のもの。今年は国内は北は北海道から南は福岡までの18―77歳が入峰(にゅうぶ)した。
 初日の26日、山伏の装束に身を包んだ一行は、正午すぎに手向地区の下宿を出発。途中の神社で笈(おい)に新しい生命を宿すとされる儀式「梵天投じ」を行った後、随神門から石段を上り、五重塔で休憩を挟みながら山頂を目指した。【以下省略】
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●狭い洞窟や割れ目を通り抜ける場所を修験者や信者たちは,山岳や霊地を他界または胎内とみて,その中を巡歴して修行する。いったん死んで生まれ変わる擬死再生の行事である。
●私は、如儡子・斎藤広盛・親盛の研究をしていて、この手向の坊に宿泊して、出羽三山神社の調査を重ねた。如儡子は、この山内の寺々の文献を読んでいたものと思われる。懐かしいニュースである。
■今年の、「秋の峰」