アクセスを競う
●今日の朝日新聞によれば、ネット時代の広告の特徴として、アクセス数を競うことになり、そのトラブルが増えているという。私は、自分のＨＰのバナーなどについて無関心であるが、グーグルの収入の大部分がネット上の広告料だというから驚く。私のブログの広告も、こちらのブログの内容や、検索内容に反応しているので、笑ってしまう。
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「検索上位へ」トラブル増 電話勧誘で契約→解約困難に
2014年7月22日05時00分
企業がＳＥＯで検索順位を上げるには…／ＳＥＯ会社の選び方
インターネット上で特定サイトの検索順位を上げるＳＥＯに関するトラブルが急増している。検索最大手グーグルのルール変更や、ＳＥＯ業者の不透明な手法が背景にある。顧客の零細事業者を守る仕組みがないことも、対策を難しくしている。
東京都内でゴルフ関連の事業を手がける会社は５年前、自社サイトの検索順位を上げようと初めてＳＥＯ業者と契約した。
■グーグルが警告
順位が下がる度に別の業者に代え、１年契約で数百万円払ったこともある。その手法はいずれも、他サイトに数多くリンクをはる「外部対策」だった。
グーグルなどは、どのようにして検索順位を決めるのか公表していないが、他サイトにはられたリンク数が、順位を上げる大きな要素とみられていた。
だが昨年１０月、グーグルから「ガイドライン違反」という警告が突然届き、１０位以内だった順位がガクンと落ちた。グーグルは２０１２年４月と１３年５月に処理方法を大きく変更。無意味なリンクがはられたサイトの排除に乗り出し、順位を下げるペナルティーも科すようになっていた。
■「順位は生命線」
役員の男性は「うちはサイトの集客がほとんど。検索順位は生命線だった」。契約していたＳＥＯ業者に対応を求めたが、１カ月たっても事態は変わらない。別の業者に約５０万円を払って対策を講じ、今年４月に順位が戻ったという。
「グーグルから警告が来たが対応してもらえない」「高い契約料を払ったのに順位が上がらない」――。
都内のＳＥＯ対策会社ディテイルクラウドクリエイティブには、１２年ごろからこんな相談が急増した。
同社は、サイトの構成や文書を改善することで順位を上げようという「内部対策」を手がける。南雲宏明社長は「地道に内容を上げるのが実を結ぶ。検索順位をお金で買うのは難しい時代になった」と話す。ただ外部対策は今も一部で有効で、一見内容がありそうなサイトを作ってリンクをはるなど巧妙化しているという。
■相談５年で２０倍
国民生活センターに昨年度寄せられた「ＳＥＯ」の言葉を含む相談は、過去最多の３５６件。５年間で２０倍（０８年度は１８件）になった。「効果がなかった」との相談や「３０秒ごとに勧誘の電話があった」と営業方法に関する相談もあった。
■零細事業者の保護課題
トラブルは地方の零細事業者にも広がる。沖縄県の離島にある３０代の夫婦が経営するダイビングショップは４月、新規開店した直後に関東のＳＥＯ業者から電話営業を受けた。
「外部対策」の１年契約で約４６万円。妻は「人気ショップはサイトに力を入れている。開店直後で客が入るか不安だった」。契約後、グーグルから警告を受ける可能性やこの業者のネット上の評判を知って解約を申し込んだが、突っぱねられた。営業目的の契約のため、特定商取引法のクーリングオフの対象外で、消費生活センターは司法書士を紹介してくれたが相談に乗ってくれなかった。
今のところ、上位に表示されているが、対策の効果なのかは不明だ。「他社と比較せずに契約してしまったが、順位が下がるのが心配なので何もできない」
ＩＴ分野のトラブルに詳しい土井裕明弁護士は「ＳＥＯは中身が不透明な商品を電話勧誘で売るため本質的にトラブルが多い」と指摘する。ＳＥＯが予測に基づいた対策である上、電話勧誘は特商法で規制されるが、営業目的の契約は対象外。契約書も順位を保証する内容でない場合が多く裁判で不利だという。土井弁護士は「ＳＥＯの知識がない、個人の消費者に近いような零細事業者を保護する法整備が必要ではないか」。
ネットのサービスを所管する経済産業省の担当者は「ＳＥＯ業者の数は把握していない。苦情やトラブルが頻繁にあるとは認識していない。個々のビジネスの契約上の不履行なら裁判などで解決される問題ではないか」という。（小寺陽一郎）
◆キーワード
＜ＳＥＯ＞ 検索エンジン最適化（Ｓｅａｒｃｈ Ｅｎｇｉｎｅ Ｏｐｔｉｍｉｚａｔｉｏｎ）の略。グーグルなどの検索結果で、特定のサイトが上位に表示されるようにする技術やサービス。サイトの内容を改善する「内部対策」と、他のサイトに特定のサイトの住所（ＵＲＬ）を表示し（リンクをはり）誘導するなどの「外部対策」に分けられる。
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●妻の美容院のＨＰの検索順位に関しても、かなり売り込みがあった。使用したソフトがかなり上質だったので、ほっぽて於いても、ランクは上の方だった。
■検索エンジン最適化 朝日新聞デジタル より
