ロダン美術館のバルザック像

●平成15年8月、パリでの余白の8時間に、息子に、ロダン美術館かモンパルナスの美術の丘へ連れて行ってくれと頼んだのには訳があった。私は、高校生の頃、近代日本文学では、夏目漱石森鴎外島崎藤村志賀直哉などをよく読んだ。世界文学では、ドフトエフスキーやトルストイ、ロマンロランなど、長編・大作を読んでいた。バルザック像に関しては、リルケの『ロダン』から学んだ。
ロダンバルザック像に関しては、以前から大変興味を持っていた。しかし、そのプロンズ像は写真でしか観ていなかった。実は、平成11年に、昭和女子大の学生と、箱根の彫刻の森美術館に行った。入口からエレベータで降りていくと、正面にバルザック像が目に飛び込んできたのである。これは、12体のうちの、第10番目の作品とわかった。それでも、大感激だった。そんなこともあって、ロダン美術館の庭で、第1号作品を観た時は、本当に嬉しかった。

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