喫煙家、どこへゆく

●日本でも、タバコの喫煙禁止区域が拡大され、愛煙家には、厳しい状況となっている。私が昭和女子大に勤務していた頃、10年位前であるが、1号館の最上階、9階の窓の外にベンチを置いて、愛煙家は喫煙していた。吸う瞬間から、煙は風に吹き飛ばされていた。タバコをくゆらす、という雰囲気はない。少し可哀想だった。
朝日新聞の報告によると、喫煙禁止区域が拡大し、喫煙者の集る場所が、また、問題らしい。
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無煙化の陰で:上)紫煙集中、暮らし脅かす 保育園「遠くの公園へ」/洗濯物干せぬ
2014年6月17日05時00分
平日昼下がりの公園。水遊びをする子どもの近くで、大人たちがたばこをくゆらす=東京都千代田区
 職場や公共スペースで禁煙や分煙が進んでいます。東京の都心では、吸える場所が限られるために喫煙者が特定の場所に集中し、思わぬ「被害」も起きています。「無煙化」の裏側で何が起きているのでしょうか。
 東京・JR市ケ谷駅前の外濠(そとぼり)公園。梅雨の晴れ間の下、スーツ姿のサラリーマンらが、次々に公園内へと吸い寄せられていく。
 お目当ては、千代田区が設ける「青空喫煙所」。喫煙者が入れ代わり立ち代わり訪れる。だが、同時に利用できるのは10人程度。指定場所からあふれた人が、公園の入り口付近まで広がって一服する光景が日常になっている。区が2012年に平日の日中の公園利用者を調べたところ、子ども302人に対し、喫煙者は586人だった。
 2歳の長女と遊びに来ていた母親(38)は「遊具が充実しているので子どもが来たがる。煙のにおいが不快で、なるべく避けたい場所なんですが」。近くの保育園は「たばこの火や煙が心配で、遠くの公園に足を延ばすこともあります」と話す。
 なぜ、たばこを吸いに足を運ぶのか。近くの会社に勤める男性(43)は「職場が完全禁煙になり、街角にも吸える場所が見あたらない。もう行き場がないんですよ」。
 公共施設などに受動喫煙対策を定める健康増進法が03年に施行されてから、公共交通機関や企業などでの禁煙が進み、たばこを吸える場所が減っている。
 加えて千代田区は、罰則付きの条例で路上での喫煙を禁じている。ただ、対象は公道で、公園は規制の対象外。2年前の調査によると、平日の利用者に占める喫煙者の割合が5割を超えた公園(児童遊園、広場を含む)は、56カ所中11カ所に上った。区安全生活課は「居場所を失った喫煙者が、公園に流れ込んでいるのではないか」と見る。
 たばこを吸う人が特定の場所に集中する現象は、公園外でも起きている。 【以下略】
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■公園で

■囲われた中で