ビットコイン 倒産続く

●東京渋谷のビットコインの取引所が倒産した時、世界各地の取引所が、こちらは大丈夫と情報発信した。ところが、その後も、サイバー攻撃は続き、所有のコインが消えている。さあ、どうする。
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ビットコイン業者、サイバー盗難次々　カナダの業者も業務停止
2014年3月6日05時00分
　ネット上で流通している仮想通貨ビットコインを保管する業者「フレックスコイン」（カナダ）は４日、サイバー攻撃を受けたため、サービスを停止したと発表した。別の関連業者も被害を明らかにしており、各社が運営するシステムの弱さや管理の甘さが浮き彫りになっている。
　フレックスコインの発表によると、今月２日にサイバー攻撃を受け、利用者から預かったコイン約６０万ドル（約６１００万円）相当がすべて盗まれ、消失したという。同社は「損害を回復できる資産はない」としており、ただちに業務を停止した。被害を受けた顧客の返金に対応できない状態になったとみられる。同社は、利用者がコインを預け入れる銀行のような役割をする業者だという。
　これとは別に、ネット上でコインの売買を仲介する取引所「ポロニエックス」も４日、不正アクセスを受けたために保管していたコインの約１２％が盗まれたと発表した。
　コインをめぐっては、東京の取引所「Ｍｔ．Ｇｏｘ（マウント・ゴックス）」を運営する会社が２月２８日、不正なアクセスによって顧客が預けていたコインなどを盗まれたとして、破綻（はたん）に追い込まれた。（ニューヨーク＝畑中徹）
朝日新聞デジタル　より
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●さらに、朝日新聞の「けいざい新話」では、アメリカのシアトルに近い所に「ビットコイン発掘工場」があると伝えている。ある投資家がマイクロソフトの開発者を引き抜いて工場を建設したと言う。
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ビットコインの裏表：２　熱狂、現代のゴールドラッシュ2014年3月6日05時00分

　米国の西海岸に面した都市シアトルから車で約２時間、雪に覆われた山あいの一角に、世界で１、２位を争う「ビットコイン発掘工場」がある。
　室内には自前の高性能コンピューター３千台を収めた棚がずらりと並ぶ。２４時間動かし、１日にコイン３００枚（時価約２千万円）を「発掘」できる。
　ＩＴに詳しい投資家が約１億円を投じ、マイクロソフトの開発者（４３）を引き抜いて昨夏から操業を始めた。これまでに２万２千枚（約１４億円）を掘り出したという。税務当局の追及も意識し、匿名で取材に応じた。
　コインは、コンピューターで設定された複雑なプログラムを解くともらえる。処理能力の高いコンピューターを自作し、コインを得ようと技術者らが競う。その作業は、川底や地中に埋もれた金を掘り当てるのになぞらえて「発掘」と呼ばれる。
　寒さの厳しいこの地に工場を建てたのは、電気代が全米で最も安い地域の一つだからだ。工業地帯の中西部の約１０分の１ですむ。それでも工場をフル稼働するには、１カ月に２万３千ドル（約２３０万円）かかる。
　不動産会社には工場用地を求める顧客の問い合わせが相次ぐ。安い電気を求め、一獲千金を夢見る発掘人たちが西へ西へと向かう。西部開拓時代の１６０年前を連想させ、「現代のゴールドラッシュ」と呼ばれる。
　これまでは、もうかった。取引所の相場は昨年１年間で１００倍の１コイン＝１千ドル（約１０万円）超に上がった。コインの埋蔵量が２１００万枚に設定されているので希少価値が高まり、投機を呼び込んだからだ。
　個人で発掘をめざす人も多く、発掘人は世界で１０万人を超えるともいわれる。専用の電子回路が必要で、パソコンにつないで使う数千円の初心者向け小型装置から、１００万円を超すプロ仕様まで市販されている。
　スイスで発掘する製薬会社員のバーンハード・ムラー（３２）は今年２月の米サンフランシスコへの出張で、３日間の滞在費のほとんどをコインで払った。ホテル代やタクシー運転手へのチップ、すし店でつまんだ名物のカリフォルニア・ロールも。「ドルに両替する手間や手数料を省ける。出張にはとても便利」。北米１４００の店や企業でコイン払いできる。大半はこの１年内に受け入れ始めた。
　ネット上の取引所でコインを買い、店で使う人も増えている。２月のコイン決済は１日６万件を超え、前月より約２割増えた。日本の取引所が破綻（はたん）し、相場の急落で損をする人が出ても、勢いが止まる気配はない。
　大学で経済学を教えるチャールズ・エバンズ（５１）は「まさにコイン・フィーバー。シリコンバレーが爆発的な成長を始める前の８０年代のようだ」と話す。次の成長へと、米国が動く。新ビジネスも続々と生まれている。＝敬称略（機動特派員・西崎香）
朝日新聞デジタル　より　　長文の引用になった。
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●とにかく、インターネットの普及で、虚業がはびこっている。苦々しいことである。