NHK 歴史秘話ヒストリア 巨大美人画に秘められた真実

●今夜のNHK歴史秘話ヒストリア 「大発見 歌麿の最高傑作 巨大美人画に秘められた真実」を見た。歌麿の雪月花3部作の全体が、ようやく明らかになった。「品川の月」も「吉原の花」もパリに渡ったが、最終的には、現在アメリカに所蔵されている。「深川の雪」も、パリに渡ったが、日本人が買い戻して現在に至ったという。これは、歌麿最晩年の最高傑作だという。
松平定信寛政の改革のあおりを食って、絵師も戯作者も苦しめられた。そんな時代の中で、反骨精神の絵師・歌川歌麿の最高傑作が発見された意義は大きい。
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エピソード1 大発見!歌麿の最高傑作
2012年、東京で見出された一幅の巨大な掛け軸。それは、長らく行方不明で古い白黒写真しか残っていなかった喜多川歌麿 作「深川の雪」でした。鮮やかな色彩と巧みな構図。歌麿ならではの優美な女性たちが集う、紛れもない傑作。歌麿が最晩年に到達した究極の美人画をたっぷりお見せします。  
エピソード2 流転の“雪月花”三部作
「深川の雪」は「品川の月」「吉原の花」とで3部作になっています。江戸の代表的遊里と自然の美を組み合わせる粋な趣向のこれら3作品は、明治半ばフランスに流出。「品川の月」「吉原の花」がさらにアメリカへ渡るも「深川の雪」だけ日本に戻りました。在米作品も特別撮影。数奇な物語をご紹介。
エピソード3 反骨の絵師を支えた栃木
危険な絵!?歌麿「吉原の花」Wadsworth Atheneum Museum of Art, The Ella Gallup Sumner and Mary Catlin Sumner Collection Fund, 1957.17
近年、歌麿の絵が続々と栃木市で発見されることから、歌麿は3部作も栃木で描いたと考えられています。3回は栃木を訪ね、そのつど大作を描いたと推測される歌麿。完成まで実に十数年、それほど長い間続いた歌麿と栃木の特別なつながりとは?栃木でなければ絶対に描けない“危険な絵”っていったい何?  エピソード4 最高傑作誕生!歌麿ラストメッセージ
浮世絵界の頂点に君臨した歌麿。しかしその地位は、徳川幕府にいつ逮捕されてもおかしくない危うさと背中合わせでした。そんな苦闘の末に栃木で描き上げた「深川の雪」。それは歌麿の人間賛歌、そして幕府に抵抗し続けた絵師のラスト・メッセージ。歌麿一世一代の傑作にかくされた秘話をご堪能あれ!
幕府にあらがいながらも浮世絵を極めた歌麿だったが…(再現) この回ゆかりの地は・・・
•岡田美術館
栃木市役所
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■NHK 歴史秘話ヒストリア 巨大美人画に秘められた真実

■NHK 歴史秘話ヒストリア テレビより