虚業 ビットコイン 取引停止

●昨日の朝日新聞の夕刊や、テレビのニュースで、例の仮想通貨、ビットコインが流通不能になったと報じている。東京渋谷にある、日本のサイトだけで、アメリカなどの他のサイトは、通常に運営しているらしい。サイトがサイバー攻撃にあったともいうが、真相はいまだ明らかではない。利用者が、私の金を返せ、と詰め掛けたが、会社はもぬけの殻だという。今日の朝日新聞デジタルは、次のように報じている。
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(時時刻刻ビットコイン、危うさ露呈 仮想通貨、東京の取引所が停止
2014年2月27日05時00分
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ビットコインと通貨などの違いは?
 ネット上で流通する仮想通貨「ビットコイン」に、初めて大きな問題が起きた。世界有数の取引所とされる「Mt.Gox」(マウント・ゴックス、東京都渋谷区)が26日、すべてのサービスを止め、コインが引き出せなくなっている。国境を超えて広がる「新通貨」に、不安がふくらむ。
 マウント・ゴックスが事務所を置くビルには、心配した顧客が駆けつけた。
 「私たちのお金はどこだ」。英国から来たコリン・バージスさん(40)はこう記したボードを掲げ、夕方まで座り込んで抗議した。コイン311枚(約1500万円)を預けているが、引き出せないという。
 マウント・ゴックスは、ネット上で運営される私設の取引所で、コインと現金(円やドル)の交換を仲介する。26日未明に突然、「すべての取引を停止した」と発表した。

 株式を売り買いするのと同じで、コインを売った人は代金が自分の銀行口座に振り込まれる。ただコインを買った人は、取引所に設けた専用口座に保管してもらう場合が多く、コインを引き出せないと困る。カルプレス最高経営責任者は同日夜、「問題解決に尽力している」との声明を出した。
 取引所のサイトが閲覧できなくなった25日には海外の主要取引所で25%近く急落し、1コイン=約400ドルになった。27日未明には約550ドルまで戻しているが、顧客の不安は根強い。
 ネット上では「内部資料」が出回っている。それによると、マウント・ゴックスはコイン74万6千枚を管理していたが、大半の74万4千枚(約370億円)を紛失した。ハッカーが電子データを書き換えるなどして盗んだ可能性があり、仮想通貨の「弱点」も浮かぶ。
 顧客がコインを引き出そうとしても、マウント・ゴックスには渡すコインがほとんどない可能性がある。コインが登場して5年だが、約55万人(約110万口座)を抱える取引所で、前例のない事態が起きた。
 (西崎香・機動特派員、篠健一郎)
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ビットコインの仕組み  朝日新聞デジタル より