『叢 草双紙の翻刻と研究 第35号』 発行

東京学芸大学近世文学研究「叢」の会から『叢 草双紙の翻刻と研究 第35号』が発行された(平成26年2月)。B5判206頁に収録される翻刻・論考は次の通り。
               
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  目 次

『双/丘 金売橘次分別袋』について …………………… 黒石 陽子     1

青本『萬民大福帳』について ……………………………… 杉本 紀子    

『鎌田又八化物退治』について …………………………… 佐藤 智子    

黒本『新/板 倉治山忠儀生不動』について …………… 瀬川 結美    

黄表紙新田義貞一代記』について(上) ……………… 三好修一郎   

合巻『腹内窺機関』について ……………………………… 檜山 裕子   

頼光一代記物の絵における江戸と上方の違い その二 … 加藤 康子   

三十四号掲載の「黒本・青本『〔猿廻春花婿〕』について」
  に関する補足 …………………………………………… 瀬川 結美   
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●この号の編集後記に、次のように記されている。
「平成二十六年一月二十六日、叢の会を創設された、東京学芸大学名誉教授 小池正胤先生がお亡くなりになりました。謹んでご冥福をお祈りいたします。本会の活動が三十五年という長きにわたって継続されてまいりましたのも、小池先生と諸先輩方の並々ならぬご尽力と研究への熱意が基礎にあるからこそと思われます。叢の会といたしましては、今後も先生の築かれた実績と成果を受け継ぐべく、精進していく所存です。皆様におかれましては、今後ともご指導ご鞭麺のほど、よろしくお願いいたします」
●この学術研究誌『叢 草双紙の翻刻と研究』は、小池正胤先生が草双紙の分野を研究開拓するために創刊された。35号とあるのは、35年以上の活動ということでもある。小池先生の学問的情熱は、教えを受けた研究者によって、継承されてゆくものと信ずる。

 小池正胤先生の御冥福を 心からお祈り申し上げます                    深沢 秋男

■『叢 草双紙の翻刻と研究 第35号』