『いずみ通信』第40号 発行

●大阪の国語・国文学の出版の老舗 和泉書院の『いずみ通信』第40号(2014年1月)が発行された。その、「催し・研究会・研究誌などのご案内」の項で、私が自費出版で出した『斎藤親盛(如儡子)伝記資料』を紹介して下さった。とても嬉しい。
●私は、平成16年(2004)に、和泉書院から『井関隆子の研究』を出版して頂いた。入稿の時、完全原稿です、と申し上げたが、結果的には、大変な御迷惑をお掛けしてしまった。しかし、発行日は、11月1日にして下さった。これは、隆子の没した日である。著者の気付かなかった、この日に発行して下さった。
●平成24年(2012)には、『如儡子百人一首注釈の研究』を出して頂いた。この本は、和泉書院で刊行していた「百人一首注釈書叢刊 別巻2」として出して下さった。仮名草子作者の「百人一首」への挑戦を、現代の研究者が認めて下さったことになる。如儡子も喜んでいると思う。刊行直前には、底本の件で、ゴタゴタが発生して、出来上がった本を、一時倉庫に保管するというアクシデントに見舞われた。それでも、嫌な顔ひとつせず、発行して下さった。
和泉書院には、菊池先生と共編の『仮名草子研究文献目録』(2004)も出版して頂いている。有り難いことと、心から感謝している。
■『いずみ通信』第40号

■『斎藤親盛(如儡子)伝記資料』

■『如儡子百人一首注釈の研究』