芦川智氏の世界の広場研究

●今年の年賀状の中で、昭和女子大学の芦川智先生のものが目を惹いた。芦川先生は、長年に亙って、世界の広場の調査・研究を継続されている。私が現役の頃も、毎年、夏休みには1ヶ月位かけて、フランスやドイツなど世界のさまざまな都市の広場を調査されていた。現地でレンタカーを借りて、御自分で移動していた。また、1回の調査に撮影する写真のフィルムが、数百本だった。後期が始まった頃に、先生の撮影された写真を拝見するのが楽しみだった。1度の旅行に使用するフィルムの数が平均500本と言われると、カメラをやったことのある私には、驚きだった。先生は、調査結果をこのように写真や映像で定着されたのである。
●芦川先生の、今年の年賀状には、ドイツのドレスデンの聖母教会の絵が掲載されている。先生は、ドレスデンに1998年と2001年の2回訪れたという。この時は、第2次世界大戦で爆撃破壊された聖母教会を見る事はできなかったが、昨年、3回目の時に、修復された姿を見て、スケッチしたという。
●芦川先生は、今年の学園祭(秋桜祭)で、海外都市広場調査の展示会を企画しているという。私は、老化して無理かとも思うが、出来ることなら、先生の展示会を拝見したいと望んでいる。
●私は、観光旅行で、1997年にドレスデンに行き、この破壊された、教会の石の残骸を見た。
■芦川智先生 画、ドレスデン聖母教会 2013年

■破壊される前の 聖母教会の写真 1997年掲示板 深沢

■破壊された聖母教会の石 1997年 深沢