庭木の剪定

●昨日は、お隣さんとの境の雑木の枝を伐った。特に計画的ではない。このところ、玄関先のソメイヨシノの葉っぱの掃除で、朝昼晩と追われていた。桜の葉もほぼ散り終えて、ひと段落。それで、急に思い立って剪定した。剪定と言っても、ただ伐り落としただけである。
●この木を伐るたびに思い出すのは、世田谷の松本誠先生のことである。松本先生は、チャキチャキの江戸っ子、本当に粋だった。先生のお宅は奥沢にあり、鈴木重嶺の直系の御子孫ゆえ、井関隆子のことや、鈴木重嶺のことで、本当にお世話になった。先生のお宅の庭は広かった。大きな樹木に3本程の長い梯子が、いつも立てかけてあった。折々、松本先生が麦わら帽子を被って枝を落としておられた。懐かしい思い出である。
●我が家の小庭も、さびれる一方で、特に冬になると草木は枯れて、寂しい。先ごろ、ヤマボウシの葉が、ほんののひと時、綺麗な紅葉を見せてくれた。いまは、モミジが美しい。
■モミジ