千葉市民文化大学の現在

●念のため、千葉市民文化大学のHPにアクセスしてみたら、さらに発展していた。千葉市の文化の高さがわかる。
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●【これまでの経緯】
千葉市民文化大学は、生涯学習を求める市民の要望に応えて、それまでの カルチャースクール・各種講座等の姿にとらわれず、市民が知恵と知識を 受容し、新しい文化創造の担い手として未来に向けて前進する機会と場所 として、昭和58年10月1日に開講しました。
開講当初3学科からスタートし、現在までに再編を重ねて、平成25年には10学科(各10回)からなる本講座とステップアップのための特別講座、より広く当講座を周知するための体験講座を実施しています。
●【本講座概要】
対象者:千葉市在住・在勤・在学の方及び当財団賛助会員。(賛助会員優先枠有)
※定員に達しない場合市外の方も受講できます。
受講料:1学科(全10回) 9,000円(消費税込)
実施学科:
平成25年度本講座 16学科各10回
<前期>世界史Ⅰ・Ⅱ学科、芸術Ⅰ学科、健康医学科、日本史Ⅰ学科、古典文学Ⅰ学科、日本文化学科、国際社会学科(新設)
<後期>世界史Ⅲ学科、芸術Ⅱ学科、自然科学科、日本史Ⅱ・Ⅲ学科、古典文学Ⅱ・Ⅲ学科、国際文化学科
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●ところで、私は、昭和61年頃から、毎年この講座に出させて頂いていた。昭和女子大学専任講師・助教授時代である。平成元年11月24日、『春雨物語』の「死首の咲顔」を取り上げた。所沢の家を出るのが少し遅かった。乗り継ぎの関係で、どうしても定刻までに会場に着けなかった。30分遅刻。会場には受講者が待っていて下さった。家を出るのが遅かった、とは申し上げられない。体調を崩した、と心ならずもウソの言い訳をした。講義を始めようとしたら、最前列の方が、先生、大丈夫ですか、御無理はされないように、と声を掛けて下さった。私は、涙が出そうになった。そうして、冷や汗をかきながら、2時間のお話を終えた。
上田秋成の作品を講ずるのに、これは慢心であろう。当然ながら、この時を最後に、千葉市民文化大学への出講は遠慮した。そうして、その後は、この種の啓蒙的な講義・講演は一切しなかった。昭和女子大の加藤教務部長から、館山の市民講座に出るように依頼されたが、これも辞退した。ひたすら、反省して研究に取り組んで定年を迎えた。
●大学定年退職後は、依頼されれば、文化史学会や江戸博や調布市や江戸連やロータリークラブなどで、お話させて頂いている。
千葉市民文化大学の現在