出版という仕事

岩田書院から出版案内が届いた。もちろん、新刊案内は目を通すが、社長さんの「裏だより」は読ませる内容である。会社概要をネットに公表している。
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岩田書院
創立 1993年6月15日
組織 有限会社
資本金 600万円
所在地 〒157-0062
東京都世田谷区南烏山4-25-6-103
役員 取締役 岩田 博
従業員 0人 ※新規採用の予定はありません
年商 1億円(2004年)
取引銀行 三菱東京UFJ銀行
事業内容 出版業
(日本史、民俗学関係の専門書出版)
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出版活動を続ける理由として、

 「A2:この仕事が好きだから、かな…。この仕事しかできないから、目の前に仕事がいっぱいあるから、本を作ると著者・編者・執筆者から感謝されるから、読者からも褒めてもらえるから。あと、なにがあるかな…。子供も大きくなって、趣味もないし、仕事しかすることがないから(わが家に私の居場所ない…)。そうだ、儲かったときは、全〜部、自分のものになるから、これが大きいね。
 言えるのは、出版文化のためだとか、そういう理想主義的な考えは、ナイ。これは確か。ただ、社会(ごく狭い社会だが)に必要とされている、という実感は、ある。岩田書院がやらなくて、どこがやる、みたいな。」

●しかし、これだけの学術的に意義のある書籍を出版している「発行者」は、出版文化史から見て、大変な存在だと思う。私は、かつて、笠間書院の前社長さん(御他界なされた)には、大変なお世話になり、多くの事を教えて頂いたが、岩田氏の姿勢に接すると、池田前社長さんを思い出す。著者・出版者・読者、出版事業は、人間の歴史の中でも、重要な位置を占める。岩田書院の活動に感謝し、今後の健闘を願う。