烏森・富士川・早川

●今日、小学校の同級生、長田正人君から宅急便が届いた。開けてみたら、新米が沢山入っていた。長田君が、丹精こめて育てて収穫した精米である。早速、電話してお礼を申し上げたら、何時もは、早川の冷たい水で育てている米だけど、今度の新米は、奥さんの実家、三郷町の大きな田圃のものだという。長田君から頂く野菜も米も、1つ1つ手塩にかけて育てた末の実りだと思うと、本当に有り難いことである。
●1週間ほど前、山梨県立身延高校の、創立90周年を記念する名簿が届いた。長田君は、第4回卒業で、F組だった。私は、母親を助けるために定時制で学んだので、1年後れの第5回で、昭和30年卒である。長田君は日本通運に勤務して、大型の免許を取得、35年以上無事故という、優秀な成績を残して退職された。定年後は、お子さんやお孫さんに囲まれて、米や野菜を作って、悠々自適の生活を送っている。小学校の友の心づくしが嬉しい。

 烏森ゆはるか彼方を見下ろせば 早川のまじわる富士川
●私の郷里の家の前は、富士川が流れている。背後の台地の頂上には「からすもり」があり、武田信玄の時代には、ここで狼煙を上げて、連絡網にしていた。子供の頃は、良くからす森へ登った。この歌は高校生の頃のものである。確か、新聞に投稿したと思う。国語の時間に、格助詞「ゆ」を習って、早速それを使った愚作。

■今は、烏森も富士川も早川も、ネットで確認できる
左上の白丸が からすもり