図書館へ行こう

●今日の、朝日新聞の GLOBE は世界の図書館の現状を特集している。
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ニューヨークに住むシャグン・マルホトラは4年前、38歳の時に新たなビジネスを自分で始めようと思い立った。彼女がまず訪れたのが、マンハッタンの中心部、エンパイアステートビルのはす向かいにある科学産業ビジネス図書館だった。
この図書館はニューヨーク公共図書館がもつ四つの研究図書館のひとつで、起業家の拠点としても知られる。5万冊を超えるビジネス関連の本や雑誌。130台のコンピューターと30台のデータベース端末。すべて無料で使え、200以上の商業データベースにアクセスできる。さらに退職した企業幹部でつくるボランティア組織の協力で、毎週45時間、経営者が開業などの相談に無料で応じる。
会計監査事務所にいたマルホトラのアイデアは、「簡単に財務諸表がつくれる中小企業向けのソフトがあれば売れるのでは」というものだった。だが「監査についての知識はあったけれど、会社のつくり方はさっぱり分からなかった」。
最初の半年ほどは毎週この図書館に通いながら、起業に向けて勉強。ちょうど2009年の秋に図書館が金融大手シティグループの協賛で始めた起業コンペ「ニューヨークスタートアップ」に参加し、翌年夏に第2位の賞金5000ドルを得た。
その直後にソフトを商品化。いまでは七つの会社と契約を結んだ。「ふつうなら何百ドルもする、ソフトについての市場調査の資料などが無料で見られた。顧客となりそうな企業も、売上高が一定の規模で上場前の会社を図書館にあるデータベースで探した。ここの存在がなければ、いまの自分はなかった」と話す。
     【朝日新聞 デジタル】 より
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●これは、科学産業ビジネスに特化した専門図書館であるが、130台のコンピューターと30台のデータベース端末があるという。韓国は100億円の巨費を投じて、7年がかりで国家プロジェクトとして、デジタル図書館を建設したと言う。図書館の閲覧室も、紙の書籍や雑誌を閲覧するスペースに、電子書籍を閲覧するデスクが広がっている。
国会図書館が、電子書籍の配信を間もなく開始する。データを受信する図書館には、データベース端末が必要になる。所沢市立図書館に問合せたら、現在、本館に3台、分館に各1台あるという。現在は、電子書籍はゼロで、新聞社のデータが少しあるだけだという。これからは、電子書籍や、各分野のデータベースを受信するための端末と閲覧席が必要になる。私は、国会の電子書籍は、市立図書館で閲覧したいと思う。
アメリカの図書館の様子  朝日新聞デジタル より