国会図書館、デジタル化資料、送信開始

●今日の文化通信によると、国会図書館はデジタル化資料を図書館等へ送信し、利用できるようにするとの事。平成25年7月1日に、送信候補資料を公開し、以後、削除すべき資料の処理をして、平成26年1月から送信開始する予定とのこと。ネットによる図書利用もここまで進んだのである。
●現在、国会図書館での資料のデジタル化は、古典籍9万点、図書89万点、雑誌105万点、らしい。これらの資料の利用は、館内利用・ネット利用を合せて、古典籍86030点、図書894971点、雑誌1051655点、とのこと。古典籍は、館内利用18137点、ネット利用67893点となり、ネット利用の方が多い。
●今回、送信対象候補になるデジタル化資料は、次のようなもの。
①図書=戦前の資料と現在一般市場で入手困難な戦後の資料(漫画は取扱いを保留)
②雑誌=官庁が出版する雑誌や、著作権管理事業者により著作権が管理されていない資料(商業出版に関わる資料は取扱いを保留)
③博士論文=出版されていないものなど。
送信先機関は、公共図書館大学図書館などで、各図書館は登録して利用するのだろう。利用方法は、①利用者は各図書館へ申請する。②各図書館は許可し、③国会図書館サーバーにログインする。④国会図書館からデータを送信。⑤利用者は各図書館の端末で閲覧する。こんな具合らしい。
●とにかく、近々公開される送信候補リストを確認してみたい。
★詳細 → www.ndl.go.jp/jp/library/service_digi.html -
■デジタル化資料の利用状況

■各図書館での利用方法