木村盛康 喜寿記念 天目展 2013年

■■木村盛康 喜寿記念 天目展 2013年■■

★平成25年6月12日(水)〜18日(火)
高島屋大阪店6階美術画廊 
 営業時間 午前10時〜午後8時30分 
 最終日は午後4時で閉場
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千二百年の歴史有る天目
天目真髄〔てんもくのしんずい〕
を追い求め半世紀

現在もはてしなく続く夢に向かい作陶、ある時はひたむきに、`
又、ある時は楽しく宇宙に想いを寄せ、今、尚一層「心に響く魅力有る新しい独自
の天目」の誕生を願い研鑽を重ねる中、
この喜寿記念展の作品が、一つ又一つと生まれてまいりました。
赫天目別雷(かくてんもくわけいかづち)
天目蒼空(てんもくそうくう)  など、
若き日、
「新たな感動を未来へと繋ぐにない手となる天目の作品」へ望みと夢を持ち、
以後、穏やかな古都の日々、陶芸の道、一筋に、今を生かされ
この度、喜寿記念展の日を迎えることができ心より感謝しています。
ぜひご高覧賜りたく心よりおまち申し上げます。
   平成二十五年 六月吉日
                        木村盛康
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木村盛康 陶歴

1935 京都五条坂に生まれる
1954 京都市立日吉ケ丘高校陶芸科卒業
     京都市工芸指導所研究生として成型こ釉薬の基礎的研究に
     従事
1956 京都市工芸指導所、陶磁器技能者養成本科卒業
1957 京都市工芸指導所、陶磁器技能者養成専科卒業
     兄、盛和に師事
1959 京都美術展初入選
     国立近代美術館「現代日本の陶芸展」招待出品
1963 日本伝統工芸展初入選
1966 京都山科に移る
     日本工芸会、正会員に推挙される
1970 第17回日本伝統工芸展出品作品《天目釉壷》外務省買上
     コンプレックス美術館に《白釉螺線文大皿・組皿》所蔵
1972 近畿支部第1回日本工芸会展で《天目釉壷》優秀賞(近畿支
     部長賞)受賞
1978 伝統工芸第7回日本工芸会近畿支部展で《松樹天目壷》優
     秀賞(大阪府教育委員長賞)受賞
1979 京都在住「現代陶芸家展」招待出品
1980 京都美術懇話会会員に推挙される
1983 京都工芸美術作家協会会員
1986 故宮美術館に《松樹天目壷》所蔵
1993 ボストン美術館に《禾目碧天目壷》《松樹天目茶盌》《窯変禾
     目碧天目茶盌》所蔵
     大阪高島屋に於いて初個展
     フロリダ国際大学美術館に《油滴天目長方皿》所蔵
1994 平安建都千二百年記念特別企画展出品      
1995 現代・京都の工芸展出品
     フロリダ国際大学美術館に《華炎天目長方皿》所蔵
1996 ダラス美術館に於いて「日本の黄金時代桃山展」に招待出
     品、《華炎天目茶盌》《松樹天目花入》《禾目碧天
     目器》所蔵
1997 ヒューストソ美術館に《窯変禾目天目壷》《禾目碧天目茶盌》
     所蔵
1999 大英博物館に《華炎天目大鉢》《松樹天目茶盌》所蔵
2000 ハーバード大学美術館に《耀変天目茶盌》《禾目碧天目壷》
     《禾目天目鉢》所蔵
2003 伊勢の神宮に《天目宙茶盌》《禾目碧天目茶盌》奉納
     神宮徴古館に所蔵
     ピーボディエセックス博物館に《天目宙茶盌》《松樹天目壷》
     《極天柿文壷》所蔵
     ボストン美術館に《松樹天目切高台茶盌》所蔵
2004 フロリダ国際大学美術館に《松樹天目壷》《華炎天目器》
     所蔵
2005 京都府文化賞功労賞受賞
     大阪高島屋に於いて古希記念展
2006 フロリダ国際大学美術館に《天空方壷》《天空金彩文大皿》
     《極天方壷》所蔵
2007 京都迎賓館《天空大鉢》《天空花入》買上
     関西大学博物館に《天空大皿》《華炎天目柿文大鉢》《禾
     目碧天目方壷》《天目宙茶盌》《天目アンドロメダ
     茶盌》他所蔵
     伊勢の神宮に《天空茶盌》奉納、神宮徴古館に所蔵
2008 テーラー美術館に《天空方壷》《天目宙茶盌》《禾目碧
     天目茶盌》所蔵
     関西大学博物館企画「盛康天目陶芸展」
     京都大学に《天目アンドロメダ茶盌》《天目宙茶盌》
     《禾目碧天目水指》《極天方壷》《天空大鉢》所蔵
2009 大阪高島屋に於いて「木村盛康[天目]展」
2010 上賀茂神社に《天目宙大鉢》《赫天目別雷大皿》奉納
     伊勢の神宮に《赫天目別雷茶盌》《赫天目別雪花入》奉納、
     神宮徴古館に所蔵
2012 伊勢の神宮に《天空大壷》《天目アンドロメダ茶盌》奉納、
     神宮徴古館に所蔵
2013 大阪高島屋に於いて「喜寿記念 天目展」


     現在までに各百貨店に於いて個展多数


●私は、如儡子・斎藤親盛の御子孫、斎藤豪盛氏の紹介で、木村先生とお知り合いになれた。しかも、先生も私も、1935年生まれ。雅やかな京都と、何とも貧相な甲斐の田舎ではあるが・・・。先生は清水の工房に遊びにいらっしゃい、とあたたかいお言葉をかけて下さるが、いまだ、お伺いしていない。このように優れた陶芸家を知り得た事に、心から感謝している。
木村先生、もっともっと良い作品を目指して、新たな境地に挑戦して下さい。


■木村盛康 喜寿記念 天目展 2013年

■赫天目別雷大鉢  径41.1×高12.0cm

■天空深鉢  径34.4×高15.4cm

■天空方壷  幅15.8×奥行16.3×高36.5cm

■天目宙茶盌  径13.8×高6.5cm

■木村盛康先生