剣の道

●今日、研究会の折に、田中宏氏から『剣道日本』3月号を頂いた。この雑誌に蓑輪勝氏が、「行者の記録」を連載されていて、第12話の今回は「40年通った蓑輪氏が綴る旧野間道場の凄い剣人たち」である。内容では剣道における「後(ご)の先(せん)」に関して述べられている。「後の先」とは、
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相手よりあとから動いても結果的に先手を取って勝ちにつなげる高度なる心技の体系であり、気で先を取り、相手の出方に応じて勝つ万全の形。
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ということだという。
●ところで、この項に、川村典幸氏の撮影された写真が掲載されている。二人の剣士が、自然光の差し込む野間道場のほのかな光の中で対峙するもの。実に見事な写真である。右に田中氏、左に蓑輪氏。竹刀の剣先がピタリと静止した瞬間。
●この旧野間道場では、昭和女子大の剣道部の学生も、田中君のお世話で、練習、指導してもらったことがある。現在は、ビルの中に新道場が造られた。
■『剣道日本』3月号

■蓑輪勝氏の「行者の記録」第12話

■蓑輪氏(左)と田中氏(右)