花びら → ガク → 新緑

●朝昼晩と、毎日毎日花びらの掃除をしていた、我が家のソメイヨシノも、やがてガクの落ちる時期を過ぎ、今は新緑が実に美しい。これからは、夏の酷暑もこの緑のお蔭で、大いに癒される。私の書斎の窓の前も、新緑が目にしみるようである。日本の四季は実に美しい。この幸せは、身分の上下、貧富も関係なく、私たちに自然の恵みを与えてくれる。
●冬の間、じっと土中に潜んでいた草花も、芽を出し、折知り顔に花を咲かせる。年老いた幕末の井関隆子も、我が鹿屋園(かやぞの)の草花をいとおしんでいた。盛りを過ぎれば、それは、それなりの美しさがある。隆子は、それを楽しんでいた。

■新緑のソメイヨシノ

■新緑の雑木



■花々も咲く