新入生にすすめる1冊

●『季報 NO79』(二松学舎大学附属図書館、平成23年3月)に、同大文学部の中川桂先生が拙著を新入生にすすめる1冊に取り上げて下さった。
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書名 「旗本夫人が見た江戸のたそがれ」
著者  深沢秋男
発行所 文藝春秋 文春新書 2007年
価格  766円

近世後期、九段坂下(今の九段下駅辺り)に住んでいた井関隆子の日記から当時の政治や社会をうかがう書。興味深い内容で約200年前の九段住民に親しみが湧く。歴史に関心が薄くても、当時の生活、芸能、事件、世上の噂・・・なにか興味をひかれるものがあるはず。
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●有難いことである。思い出すと、二松学舎大学の田中伸先生は、『井関隆子日記』全3巻が完結と同時に、大学院のテキストに採用して下さった。その関係だと思うが、同大の学生が卒論に『井関隆子日記』を選び、優れた内容ゆえ、文学部紀要に学生の論文として掲載されたことがあった。この日記が、まだまだ知られていない時だった。感謝している。

■『季報 NO79』(二松学舎大学附属図書館、平成23年3月)
 
■新入生に是非読んで欲しい1冊 中川 桂