やまなし 「国文祭」 ??

●昨日、「みのぶ・ふるさと便」が届いた。生ゆば・さくらくず湯・身延の竹炭・みのぶまんじゅう、などが入っていて、余白には山梨日日新聞が詰められていた。身延町の広報誌『みのぶ』1月〜3月も懐かしい故郷の便りである。今、私の育った故郷は、このような姿か、と思う。
●今回のふるさと便には、観光ガイド『やまなし 春号』が入っていて、表紙には「富士の国 やまなし 国文祭」とある。「国文祭」とは何か? 国文畑で生きてきた私には、妙に思えた。正しくは「第28回 国民文化祭 やまなし 2013」のことである。公式ガイドブックには、巻頭に、近藤誠一国民文化祭実行委員会会長・文化庁長官、横内正明山梨県知事のことばが掲載されている。昭和61年に第1回東京都大会が行われて、今年が28回目という事らしい。国民総体の文化版ということか。それで、「国文祭」か。なるほど。
●メイン会場には、画家の片岡鶴太郎氏の「山梨四季彩歌」という、横10m、縦1.6mの大きな幕絵を掲げるという。大作である。このような、各都道府県の文化に光をあてる目的のイベントであるが、ガイドブックを見ると、山梨にもいろいろの伝統文化があることに驚く。
●それと、今度の観光ガイドに、身延山久遠寺の、樹齢400年のしだれ桜とともに、スタート間もない「富士川下り」が入っているのには、わが事のように嬉しかった。無関心で生きてきた故郷も、年老いてみると、懐かしい。
■第28回 国文祭

片岡鶴太郎氏の大作「山梨四季彩歌」

■やまなし観光ガイド 春号

富士川下り と 身延山のしだれ桜