文化庁「eBooksプロジェクト」スタート

●「文化通信ニュース速報 2265」で 文化庁の「eBooksプロジェクト」がスタートすると伝えてきた。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
文化庁「eBooksプロジェクト」スタート
 文化庁は2月1日から、国立国会図書館保有するデジタル・アーカイブ(デジタル化資料)の中から選定した資料の著作権処理などの手続きを経て、電子書籍の制作・配信までを実験的に行う「eBooksプロジェクト」を開始した。国会図書館が所有するデジタルデータを民間企業が利活用する初めての事例となる。この事業は、野村総合研究所が受託し、紀伊國屋書店が配信に協力している。

 同プロジェクトは、文化庁の「電子書籍の流通と利用の円滑化に関する実証実験」の一環として実施し、国会図書館のデジタル化資料を利用した電子書籍制作・流通について、権利者の捜索や著作権処理など契約にかかる実証実験を行い、ガイドラインなどを作成するほか、民間業者や公的機関が既存のデジタル化資料を電子書籍化して配信する場合のモデルケースを検討する。

 事業にあたり、福井健策弁護士を主査に、学識経験者、出版事業者、電子書籍制作事業者、配信事業者からなるワーキンググループを設置。

 同プロジェクトで配信を予定している資料は13作品。野村総合研究所著作権の権利処理および電子書籍を制作し、紀伊國屋書店の電子書店「BookWeb」に特設サイトを開設して配信する。利用者はアプリ「Kinoppy」をダウンロードして閲覧する。

 プロジェクトの期間は3月3日まで。プロジェクト後、コンテンツは「BookWeb」から外して適切に処理し、2次利用はないが、ダウンロードしたコンテンツは、端末が利用できる間は読むことができる。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

文化庁のサイトでも、詳しく説明している。
 詳細は → http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/ebooks_130129.pdf
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
■「eBooksプロジェクト」の概要