鈴木重嶺翁 墓参 の便り

●昨日、教え子の乃村さんから、嬉しい便りが届いた。先日、新大久保の鈴木重嶺先生のお墓参りに伺いました。御住職様にお目にかかりました。前の御住職様も、91歳になられますが、お元気だということです。深沢先生に宜しく、と申しておりました。という文面と、その折の写真が5枚同封されていた。有難いことである。

鈴木重嶺の直系の御子孫、松本誠先生が急逝されたのをきっかけに、鈴木重嶺の調査・研究に着手して、新大久保の全龍寺の墓所に、「最後の佐渡奉行歌人 鈴木重嶺・翠園の墓」という案内標示板を設置させて頂いた。法政大学名誉教授・村上直先生の御指導と、佐渡教育委員会の協賛と、全龍寺様の御厚意を賜ってのことである。平成16年6月のことである。それから、もう9年になろうとしている。

●このような建造物は、ただ、建てればよいというものではない。菩提寺では、風が吹いても、雨や雪が降っても、毎日毎日、見守っていて下さる。だから、せめて、1年に1度くらいは、墓参して、「法名不受」の翠園の霊にも手を合わせ、御住職様にも御挨拶申し上げなければならない、そう思っている。このところ、失礼しがちで、本当に申し訳ない。

●教え子の御配慮に、感謝する。

鈴木重嶺の墓  平成25年1月25日 撮影


■翠園直系の御子孫、松本家が墓所の管理をしている