牛乳

●昨日、イヤホーンで、森永牛乳の勧誘があった。私は近所の西友で毎日買っていますので、とお断りした。ところが、菊池先生のエッセイで牛乳に関して大変な事を知った。人間は、乳幼児期と成人では、牛乳の吸収に差があるらしい。

●私は、歯が悪く、60歳頃は全滅かと観念していた。故に、学生時代から、毎日牛乳を飲んでいた。乳幼児は、母乳だけで育つではないか。私は、老人になって歯が全滅したら、牛乳だけ飲んで生きてゆこう、そう計画したのである。毎日、2合瓶の牛乳を配達してもらって、飲んでいた。この習慣は、現在も続いている。毎日、食事の度に飲んでいる。今は、明治牛乳の「おいしい牛乳」を飲んでいる。

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牛乳は完全食品である、という乳業界の広告は、事実無根であり、人種差別でもある。真実は、世の中の大多数の人々は、牛乳を消化することさえできない。人は、牛乳に含まれる乳糖ラクトースを、体内でラクターゼという酵素で分解しなければいけないのだが、人体は乳幼児期をすぎるとラクターゼの分泌が止まってしまうのである。
栄養人類学者によれば、今から約一万年前の人類の大人は、全員乳糖不耐性症であったという。成人しても乳を消化する能力があるのは、おそらく北部ヨーロッパ人の間で遺伝的に突然変異が起きたからだと考えられている。その結果、世界の人口の3分の2が、乳を消化できない。乳糖不耐性症の割合は、白人系アメリカ人約22%、アフリカ系アメリカ人約65%、アメリカ先住民約95%である。ベトナム人は100%、牛乳を消化できない。
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●という事らしい。牛乳嫌いの菊池先生が多数派で、私は少数派という事になるらしい。
■毎日飲む牛乳