故郷のかおり

●今日、富士川下りのHPを見たら、舟下りを楽しんだお客さんから、嬉しい便りが届いた、と紹介されていた。礼状に続いて、短歌2首、俳句3句が添えられている。
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○百年の往時しのびて ふる里に 富士川舟運 声高く掲ぐ

○百年の往事をしのぶ 舟下り 川面に映る 紅葉歓こぶ

○船頭の 身支度きりりと 小春の日

○川岸の 紅葉楽しむ 舟下り

○小春日や 川面流れる 武田節

                    佐野 正枝 様より
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●この、佐野さんは、私と同じ小学校で同級生、しかも、家は1軒おいて隣。小学生の頃は、よく勉強を教えてもらった。実は、佐野さんは、短歌雑誌『あかね』の同人である。第28巻 第4号には次の歌を寄せている。

○また一人同級生の名の消えぬ春待たずして君は逝きたり
○庭かざるぼたんの花に今朝も雨しづかに降れよ風もしづかに
○つつがなく生ききて喜寿を迎へたり草刈機もつうで太くたくまし

●春を待たずに逝ったのは、望月君。牡丹の花にやさしくしてよ、と自然に願う。

■短歌雑誌『あかね』第28巻 第4号