年賀状 私製 → 官製

●今年も年賀状の季節になった。私は、学生の頃は、ごく少数の方には報告として出していたが、社会人となって、交際上、年々、枚数が多くなり、大学を定年になる頃は、350枚ほどであった。定年と同時に、100枚減らした。現在は、250枚でほぼ間に合っている。

●私の年賀状は、毎年、毎年、さまざまなスタイルで、今、振り返ると恥ずかしいものが多い。これは、私自身の生き方をも反映していて、とても恥ずかしい。ある時期、池袋土曜会という、奇妙な会があって、そこに顔を出すようになり、そこで、篆刻家の冨樫省艸氏に廻り合った。まず、蔵書印を刻してもらい、やがて遊印にのめりこんだ。冨樫氏に彫ってもらった篆刻印は、約400本。

●この頃から、年賀状のスタイルもようやく決まり、もう20年近くなる。もう、このスタイルで他界まではもつと思う。この時から、鳩居堂の和紙のハガキにして、その年にふさわしいメッセージを遊印の印文にこめてきた。しかし、今年から、和紙のハガキをやめて、官製のハガキに切り替えた。今年から、諸事チェンジしたので、それに合わせたわけである。

●これまで、和紙の年賀状が、とても宜しい、と時々お声をかけてもらった。官製ならば、要らないという方は、年賀状をお出しにならないように、お願い申し上げる。謝々。

■ポストの貯金箱 当選
 郵便局でハガキを買ったら、抽選で金の貯金箱が当った。