電子書籍 普及 本格化

●今日の朝日新聞によると、書籍取次の大手、トーハンが取引のある書店3000店の店頭で、電子書籍の販売システムを年内に立ち上げるという。ようやく、電子書籍が紙の書籍と同様な扱いで読者に提供されるようになる。これまでも、あれこれ、やってはきたが、それは、それでよいとして、書籍販売ならば、やはり、トーハンや日販が動いて、紙の書籍・雑誌のような販売が行われなければ、本格的な普及は望めない。

トーハン電子書籍のデータベースと代金決済のシステムをつくって、書店に提供するという。読者が電子書籍を購入する流れは、

① 電子書籍コーナーの棚で本を選ぶ
② レジで代金を支払い引換券をもらう
③ 引換券の番号を入力してダウンロードする

というものらしい。読者は本の内容を確認して購入できる。紙の本と同様である。

●紙の本のマージンは、取次・小売書店で%が決まっているが、電子書籍は、これから検討して決めると言う。本の定価も電子書籍の方が安くなるだろう。トーハンの扱う電子書籍は7万点でスタートし、来春までに10万点にする予定という。トーハンが扱う紙の本は、約80万点。今後が楽しみである。

朝日新聞 9月2日


■店頭販売システム「c-shelf」