俊才を育てる

●今日の朝日新聞の教育面で、「飛び入学」を取り上げている。
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飛び入学〉 大学院のある大学に高校2年からの入学を認める制度。特定分野で特に優れた資質を持つ生徒の才能を伸ばすため、1997年から可能に。全国の活用者は2006年度の11人が最多で、12年度は4人。現行制度では飛び入学した場合、高校は中退の扱いになる。
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●現在、千葉大学など、6つの大学が実施している。千葉大も最初は理系の分野で実施していたが、今は文系でも行って、68人というダントツの実績を残している。私が昭和女子大に勤務していた頃は、五修生制度があって、附属の高校生は2年修了時に、優秀な成績の生徒から、短大・学部に入学させた。だから、大学の教員は高校の教員免許が必要であった。取得単位の一部は高校の単位になっていた。従って、高校も卒業していた。文科省は「高卒」認定の方向に動くらしい。

●私の知人のK君は、高校の先生の話のレベルが低すぎて、退学してしまった。大学へも行かず、独学で学問を修得して、現在、バリバリ執筆活動を続けている。飛び入学とは反対に、私のように、何年も遅れて入学するスタイルもある。鈍才であるが、時間の使い方を工夫すれば、これでも、結構な結果は得られるようにも思う。

朝日新聞 7月27日