さすが イチロー

●今朝、妻とテレビを見ていたら、大リーグで活躍している、マリナーズイチロー選手が、ヤンキースへ移籍するという記者会見を放送していた。
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 大リーグ、マリナーズイチロー外野手(38)=本名、鈴木一朗=が23日(日本時間24日)、2投手との交換トレードでヤンキースに移籍した。新しい背番号は「31」で、ヤンキースの一員としてシアトルでのマリナーズ戦に8番右翼で先発出場。ファンに別れを告げ、「この11年半のマリナーズでの経験を誇りに思い、胸に秘めて前進していきたい」と語った。
 イチローは2001年、プロ野球オリックスからポスティング制度を利用して大リーグに挑戦し、マリナーズ一筋でプレー。01年に首位打者アメリカン・リーグの最優秀選手賞(MVP)を獲得し、04年には262安打で大リーグのシーズン最多安打記録を更新するなど、攻守の中心選手として活躍してきた。 ・・・(笠井正基)

 イチローの記者会見は次の通り。
 11年半、ありがとうございました。どんな時も僕にとってファンの方の存在が大きな支えでした。今の思いを簡潔に表現することは難しいが、11年半、ファンの方と同じ時間、思いを共有したことを振り返り、自分がマリナーズのユニホームを脱ぐという想像をした時に大変寂しい思いになりましたし、今回の決断は難しいものでした。
 オールスターブレーク(球宴休み)の間に自分なりに考え、出した結論は20代前半の選手が多いこのチームの未来に来年以降、僕がいるべきではないのではないか、ということでした。僕自身も環境を変えて刺激を求めたいという強い思いが芽生えてきた。そうであるならば、できるだけ早くチームを去ることが、チームにとっても、僕にとっても良いことなのではないか、という決断でした。
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●さすがはイチローだと思う。自分の立場、若い人のこと、所属する組織のこと、それを考えて行動するのがよい。私の敬愛する、俳諧研究者・笠間先生は、大リーグのファンで、大リーグに関してとても詳しい。その先生が、深沢さんと話していると、私はイチローを思い出します、と申された。このことを、私は誇りに思っている。

■移籍を発表する イチロー 朝日新聞デジタル より