人の一生――生き方 働き方――

●鶴岡弘之氏の『一億人に伝えたい働き方 無駄と非効率のなかに宝物がある』
が発行された(2012年6月29日、PHP研究所発行<PHP新書、188頁、定価740円+税)。
内容は、
 第一章 顧客とまっすぐに向き合う 
 第二章 最高の品質を追求する
 第三章 幸せをみんなに届ける
から成っている。第二章に、長井市の斎藤金型製作所が取り上げられている。

■経営に脈打つ「世界一の職人」の教え ―― 斎藤金型製作所
 金型技術で日本のブロードバンド回線を支える   
 単身、米国に乗り込みGEから受注した先代社長  
 勉強が嫌で、三日で大学を退学          
 見て学んだものづくりの姿勢           
 必ず物事を反対側から考える 

●斎藤金型の祖先は、斎藤筑後守広盛、その子は、斎藤親盛・如儡子である。仮名草子可笑記』の作者だ。先代社長は13代斎藤豪盛氏である。1970年代初頭、アメリカに単身乗り込み、あの大会社、ゼネラル・エレクトリック、GEから受注を取り付けたという。当時、日本の企業でGEの仕事をしていたのは。5社ほどだったという。14代の康盛氏が現社長で、エコベントという新製品を開発して特許もとった。
●山形酒田の地で奉行として活躍した筑後守の後葉が、山形長井の地から、世界へ日本の技を発信している。

★本書の詳細 → http://www.ksskbg.com/sonota/shin.htm

■鶴岡弘之著『一億人に伝えたい働き方 無駄と非効率のなかに宝物がある』