懐かしい 本

東日本大震災の後を受けて、古書店界も努力している。今度、『東日本古書店合同目録 彩輝 古書の杜』が、岩手・宮城・山形・福島・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉の古書店が合同して発行された。
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彩輝 古書の杜
ご挨拶
この度東日本の古書店有志が協力して合同目録を発行しました。
広範囲の古書店合同目録は多分これが初めてです。
各店の個性が表れた面白い古書目録が出来たと自負しております。
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とある。早速、閲覧した。目に留まったのは、
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●2480 
大衆文芸図誌 装釘・挿絵にみる昭和ロマン大衆文芸図誌、八木昇、函、小キズ、昭52、2500
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●八木昇氏は、矢貴昇司氏のペンネーム。矢貴氏が昭和52年に出した『大衆文芸図誌』が、今、2500円で古書店に出ている。私は、大学を卒業後、数年間、矢貴氏が専務をしていた出版社にお世話になった。腰掛の心算であったが、出版の魅力に取り付かれた。桃源社は大衆文学の老舗であったから、矢貴氏は膨大な資料を収集した。その成果が、このような著書となって出版されたのである。
●また、矢貴氏はマルキド・サド関係の本も手がけて活躍された。今、どうしておられるか、お会いするチャンスは無いと思うが、実に懐かしい。2人で、古書展に並んで、貴重書・稀覯本を漁ったことも懐かしい。
■古書目録『彩輝 古書の杜』

■『美神の館』 ビアズレー著 澁澤龍彦

■口絵 ビアズレー

■発行者 矢貴昇司

澁澤龍彦氏のサイン