『芸文稿』第5号 責了
●『芸文稿』第5号 が責了になった。この号の内容は、以下の通りである。
①安藤 武彦 「榛〈はしばみ〉の実」謾想 14頁
――著作『俳誹諧初学抄』の初刷本のことなど――
③清水 正男 浅草寺人丸社をめぐって 7頁
④坂井利三郎 江戸時代雑感 12頁
――その⑤「水戸黄門―閨門の争い―再考」
⑤田中 宏 『源氏物語』鑑賞(その五) 18頁
⑥田中 宏 『紫式部日記』について(その三) 13頁
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⑦松本 節子 『異本翁草』(京都大学附属図書館蔵) 翻刻 (二) ――付、杜口の生年・没年等について―― 50頁
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⑧田中 宏 野間道場あれこれ(その三) 13頁
⑨深沢 秋男 横山重先生の思い出 30頁
⑩深沢 秋男 『井関隆子日記』、明治大学・京都大学入試問題に出題
4頁
合計 166頁
●安藤武彦氏の斎藤徳元関係の論考、松本節子氏の貴重な資料の翻刻、お蔭さまで、この号も充実した内容になった。心から感謝している。
●「はてなキーワード」に『芸文稿』は、次のように記されている。
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芸文稿 げいぶんこう (読書)
「芸文稿の会」の機関誌。
2008年(平成20年)4月創刊。年1回発行。
内容は、論文・評論・詩歌・俳句・雑記など、様々な文章を掲載している。
市販はせず、非売品。国会図書館・国文学研究資料館・都立中央図書館・昭和女子大学図書館・法政大学図書館などでは閲覧できる。
発行所 359−1104 所沢市榎町 3−20 芸文稿の会
詳細→http://www.ksskbg.com/geibun/index.html
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●新しく雑誌を創刊したからといって、必ずしも、図書館で所蔵して下さるとは限らない。この種の雑誌は、日本全国から続々と創刊され、俗に「3号雑誌」と言われるように、大部分は3号くらいで姿を消す。図書館としては、新雑誌のカードを作るだけムダになるケースが多い。
●私は、第3号が発行された時、都立中央図書館・大阪府立図書館・京都府立図書館・昭和女子大学図書館・法政大学図書館に1号〜3号を送って、保存して下さるか否か、問合せた。京都府立図書館からは断られたが、他の図書館は保存して下さるとの連絡を受けた。大した内容の雑誌ではないが、せめて、大都市の公共図書館に保存して頂けば、利用者に便利ではないかと考えての処置である。資料の閲覧は、地方では、かなり不便である。そんな事を考えての配慮だった。
●とにかく、このような内容の雑誌ではあるが、3号雑誌に終らなかったので、今後も、継続発行して、小さな記録を後世へ伝えたい。
■『芸文稿』第5号