研究 追尋する志

●森川昭先生の、マイ雑誌『夷参(いさま)』5号が刊行された(平成24年2月12日発行、非売品)。この俳諧研究誌『夷参』は、先生が『下里知足の文事の研究』を加速するために、という目的で、平成22年8月に、創刊されたものである。今回発行された、第5号には、

「なお、『下里知足の文事の研究』の第一部の校正が忙しくなりましたので、次号はちょっと間遠になるかも知れません。」

とある。膨大な知足関係資料に真正面から取り組み、丁寧に活字化し、その内実に迫ろうとされる、先生の研究姿勢に、大きな感動を覚える。

●森川先生は俳諧、私は仮名草子と、別の分野を研究していたが、横山重先生監修「近世文学資料類従 古板地誌編」の『江戸雀』の研究をしていた頃、森川先生には、様々なお教えを賜った。今、先生は、下里知足の研究に集中しておられる。私は、如儡子・斎藤親盛の研究をまとめようとしているが、とても先生の足元にも及ばぬものである。

●森川先生の大計画が無事に成就するように、心から念じ申し上げる。

■『夷参(いさま)』5号詳細 → http://www.ksskbg.com/kanabun/news2.html

■『夷参(いさま)』5号 

■第5号の見返し