楽しい研究報告

●今日は、久し振りに東大キャンパスへ行った。これまでの私は、東大総合図書館か東大史料編纂所位であったが、今日は、小柴ホールで行われた、「生命現象の革新モデルと展開」という領域の若い研究者の研究報告会であった。この研究領域で採択された研究者は、平均35歳位で、大学の准教授の方々が多いらしい。午前中の3名の報告を拝聴した。

①花芽形成の遺伝子制御ネットワーク・・・ 佐竹暁子氏
②細胞間相互作用により双安定状態を維持する人工遺伝子回路の解析・・・ 木賀大介氏
③ランダムグラフによるゲノム進化の確立モデリング・・・ 間野修平氏

●御前10時から12時まで、休み無しである。報告は30分で質疑応答が10分位かと思う。②・③は殊に高等数式を駆使しての研究で、文系の私にはチンプンカンプンであるが、若い研究者の、研究意欲は、ヒシヒシと伝わってきた。質疑応答も実に充実していた。それに、発表の形式が、全てパワーポイントを活用するもので、利用の仕方が巧みであった。私の所属する近世文学会では、プリント配布が主流であるが、これは、研究領域の特性もあると思うが、理系と文系の違いでもあろう。文系の私にも、報告者の言わんとする点は、ぼんやりと理解はできた。とにかく楽しい、興味満載の研究発表であった。

●この研究報告会を知らせてくれた、YAGIKEN WEB SITE の八木健吉氏に挨拶は出来なかったが、八木氏は総合司会をされて、先生方との応対に、大多忙の様子であった。第一線で活躍されているのが、良く分かった。

■「生命現象の革新モデルと展開」研究報告会

■本郷もかねやすまでは江戸のうち