重労働

●このところ、屋根裏の研究資料の整理に汗を流している。屋根裏の物置には、研究関係資料がダンボール箱70〜80個位積み込んである。箱のNO別のリストを作り、内容を記して、必要に応じて取り出していたが、何せ、長年の事ゆえ、リスト一覧と原物の行き違いも生じている。そこで、整理し始めたが、クタクタになった。

仮名草子作品の原本調査も、大学卒業以来からであるから、長年月に亙る。その記録ノートが、ドサリとあるのだが、これがまた、完全に整理保管されていない事に気付いた。今、「『女仁義物語』の諸本」の原稿を執筆中であるが、調査ノート3冊までは出てきたが、あと1冊が出てこない。これが無ければ完結はしない。調査ノートも集めてみたら、72冊まで出てきたが、まだ、どこかに紛れ込んでいる。

仮名草子作品の書誌調査は、随時、雑誌、単行本解説などとして公表してきているので、それなりには記録はされている。しかし、雑誌発表にしても、複製本・翻刻本の解説にしても、それぞれ、発表時の制約がある。それらを、自分の基準で統一・調整してまとめたいと思う。それには、50年間の記録が必要になる。それで、重労働となる訳である。

仮名草子作品の書誌調査ノート