年間 5000人

●今日は、研究会に行き、田中氏の『紫式部日記』鑑賞・その3 を拝聴した。実に有益な発表であった。平安朝の文学作品は、『源氏物語』をはじめ、研究の深化も著しく、様々な解釈が出ている。作者の紫式部も、喜んだり、驚いたりしているものと思う。田中氏は、私と同じ仮名草子の研究を長年続けているが、『源氏物語』にも大変興味を持たれ、その鑑賞を『芸文稿』に披瀝しておられる。どこまでゆくのか、今後が楽しみである。

●ところで、帰りの電車の中で伺ったが、彼は、今年の剣道の相手が、すでに5000人になったという。このところ、年間5000人が目標だという。彼は、大学を卒業してから、講談社の剣道部に入り、今日まで、毎日、朝稽古を継続している。実力は8段以上だと、私は見ている。

講談社剣道部では、伊原組氏・森氏と共に副部長を務め、稽古の開始と終了の太鼓は田中氏か打っている。もう30年も前になるが、昭和女子大学の剣道部の学生を連れて行き、稽古させて頂くように、お願いしたのは私で、以後、お茶大の学生と共に、今もお世話になっている模様である。日本でも有数な道場である野間道場で、優れた剣士に稽古を付けて貰うのは、有難いことである。

●田中氏は、宮本武蔵の『五輪書』の研究でも知られるが、自ら剣の道を究めているだけに、氏の論は説得力がある。友人の、この活躍に、私も嬉しい。

講談社の野間道場
これは、元の道場であり、現在はビルの中の、新道場になっている。

昭和女子大学剣道部マネジャーのブログ から